金属アレルギーなOLの業務外報告

全てのストレスを受け流し、気ままにゆるく生きる意識低めなOLの雑記。

人の中に潜む『暗黒』を覗く【GOTH-ゴス-】著者:乙一

これが元々ライトノベルだったってマジですか?ライトノベルってあのラノベですか?そうですか・・・・・・。

ラノベだったのに本格ミステリ大賞を受賞したなんて、賞とかあんまり詳しくないワタシにもなんとなく凄さが伝わります…。なんとなく、ですけどね(わかるような、わからないような)。

でも面白かった!!結論はこれに尽きる!!

短編より長編が好きなんだけど、短編なのに楽しめた。ワタシの中で短編のトップに躍り出た。まぁ連作だけど…。面白ければなんでもいいよね。それが読む人の本音よね。

【GOTH-ゴス-】著者:乙一


▲装丁が乱れているのは中古品を購入したからです。…念の為。

森野夜が拾った一冊の手帳。そこには女性がさらわれ、山奥で切り刻まれていく過程が克明に記されていた。

これは、最近騒がれている連続殺人犯の日記ではないのか。

もしも本物だとすれば、最新の犠牲者はまだ警察に発見されぬまま、犯行現場に立ちすくんでいるはずだ。

「彼女に会いにいかない?」と森野は「僕」を誘う…。

人間の残酷な面を覗きたがる悪趣味な若者たち―――<GOTH>

短編連作が2冊に分冊。読む順番は?

この本は6作の短編連作で、更に文庫本は2冊に分冊されています。

【GOTH~夜の章~】と【GOTH~僕の章~】なんだけど、始め、どっちを先に読めばいいのかサッパリわからなかった。

ネットで検索してからふと気付いたんだけど、両方手元にあるなら写真のように2冊並べれば一目瞭然じゃんね。普通に考えて【GO】の方が先じゃんね。

…ただのバカでした。そんなわけで、

  1. GOTH~夜の章~
  2. GOTH~僕の章~

この順番一択です。当たり前です。

前半からの伏線を最期に回収するような要素もありますので絶対に順番通りに読むことをオススメ致します。ミステリー読むなら当たり前ですが。

順番間違えると面白さが半分以下になること間違いなし。(๑•̀ㅂ•́)و✧

【名探偵コナン】に疑問を持ちますか??

あの、リアルでもネットでも誰もが耳にしたことのある疑問です。

 

コナン君の周りで何人死んでるよ!?あんた死神か??

 

た、確かに…。Σ(´∀`;)

いや、わかるんですけどね。でもそれを言っちゃぁ野暮ってもんでしょう。折角だから、純粋にフィクションを楽しみたい。ワタシはね。

【GOTH】も似たような感じです。『夜ちゃん、あんた短期間に引き寄せすぎでは!?』って。でもそこがまた面白いんです。テンポ良くて。

【暗黒】を思わせる犯人たち

真っ暗闇というか空洞というか…。とにかく作中に登場する犯人たちは得体の知れない【暗黒】を思わせる風貌があります。人間らしさを出さないのは乙一さんが敢えてそう描いているそうなのですが、そこがよいのですね。ドロドロしてなくて。

そもそも主人公が思春期の高校生なのにこんなに淡々と物語が進んでいくって凄いよね。だからこそ【大どんでん返し】が余計に引き立つという…。

連作とは言え短編とは思えない濃密さ。一言で言って好きですね、ハイ。

満遍なく色んな人が楽しめる作品

元々ラノベらしいからさ。ラノベ好きな人。

本格ミステリ大賞受賞しちゃってるからさ。ミステリー好きな人。

手短にサクッと読みたい人にもさ。短編だしさ。

長編の方が好きな人にもさ。連作だしさ。

ファンタジー好きな人にもさ。そもそもこの事件の連続ってファンタジーだしさ。

叙述トリック好きな人にもさ。半分は叙述トリックでビックリするしさ。

 

まぁとりあえず面白いから読んでみてよ。

余談ですが

この世には殺す人間と殺される人間がいる。自分は前者だ―――

主人公の「僕」はそう自覚していますが、普通は後者の人間が多いはず。

そこそもこの定義について考察したことがある人ってどれくらい居るのでしょう?

ワタシは似たような事を割と日常的に考察しています。考察していると、【その瞬間】は【突発的な出来事】ではなくなるワケです。【想定の範囲内】ってやつですね。

考察を深めることによって、より後者へと近付いていく…。なんとなく、そんな気がしています。あ、ワタシは勿論前者ですけれども。

まぁ何をキッカケに、前者と後者が入れ替わるかは誰にもわからないってお話です。

-余談おしまい-

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイマセ☆|)彡サッ

 

 

*関連(しない時もある)記事*

腐乱死体の臭い【Leak~猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子~】著者:内藤了

猟奇犯罪(が出てくる小説)は、お好きですか?

 

ワタシは好きです。(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

今回は割と好みのご遺体が出て来ました。内臓破裂するまで体内に硬貨(&札束)突っ込まれたご遺体です。犯人の意図はすぐに察しがつきました。

リッチマン殺人事件

シリーズ4作目ですが、かなり面白い感じになってきた。そろそろ1作目を読み返したい病に侵されています。

 

【Leak】著者:内藤了

正月の秋葉原で見つかった不可思議な死体。不自然に重たいその体内には、大量の小銭や紙幣が詰め込まれていた。連続して同様の死体が発見されるが、被害者の共通点は見つからない。藤堂比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」の面々は、警視庁の合同捜査本部でその「リッチマン殺人事件」に取り組むことに。そこに比奈子宛の怪しい電話が入り…。

 こちらはシリーズ第四弾。起こる猟奇殺人事件は1冊ごとに完結しますが、折角ならシリーズ第一弾から読み始めることをオススメ致します。

 

登場人物が毎回ゲロ吐く

そもそもメインテーマが【猟奇犯罪】ですからね。殺人事件の中でもちょっと特殊なやつが出てきます。

あまりに現場やご遺体がグロイので…関わった警察官の誰かしらが毎回必ずゲロ吐いてますww

小説ですから文章だけで様子が表現されていますが、かなり克明です。主要登場人物に検死官が居ますから、今回は司法解剖のシーンが出て来ました。

ワタシの大好きな検死官・死神女史。また検死後に焼肉食っておったwww

 

一つ残念なことがあります。

司法解剖や腐乱死体発見のシーンなど、詳細に表現されているのですが…。確かにそれで、映像は想像できるんですね。映像は想像できるんですけど…、臭いを想像することはできません。

そりゃ、ワタシは腐乱した人間の臭いなんて嗅いだことがないので、想像できなくて当たり前なんですが。なんかねー。今回の小説は、その臭いを感じてみたくなったんですよね。いや、多分本当にその臭いを嗅いだらワタシも吐いちゃうんでしょうけど。

でも…なんだろう…。そういう好奇心を駆り立てるような作品だったわけです。

小説を読んでいて【臭いを知りたい】なんて思ったの、初めての経験です。自分でもちょっと衝撃でした。

 

 

シリーズ物ならではの面白さ

今回は、シリーズ物としての進展も少々ありました。

こちらはネタバレしてしまうと面白さが半減してしまうので内容は伏せますが、シリーズとしてのストーリーも少しずつ、進み始めています。

あと、最期はかなり気になる感じで終わりました。え??【CUT】と繋がる…??

多分これが、ワタシが【一作目から読み直したくなった】最大の理由だと思われます。このタイミングで過去作品を読み直した人が多いのではないかな??

続きが気になる~!過去も気になる~!!

▼シリーズ第一弾はコチラ▼

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

*関連(しない時もある)記事*

1万円札の価値が魅せる幻。【紙の月】著者:角田光代

これはヤバイ…。

今年読んだ小説では貴志祐介さんの【天使の囀り】がダントツトップの面白さだったけれども、角田光代さんの【紙の月】はワタシの中でトップを争う面白さだった。

 

【紙の月】著者:角田光代

お気に入りの小説が実写化されても見る気にはならないけれど、実写化されて話題になったものはあらすじが面白そうだと、原作を読みたくなる。

でもこれ、映画観ようかな…。主演が宮沢りえさんていうのがまたいいんだよね。(※顔が好き)

 ただ好きで、ただ会いたいだけだった―――わかば銀行のある支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花41歳。25歳で結婚し専業主婦になったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった…。あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長編小説。各紙誌でも大絶賛された、第二十五回柴田錬三郎賞受賞作、待望の文庫化。

宮沢りえさん主演で映画化した時にCMが流れていたのであらすじを知っている人は多いはず。この小説はちょっと不思議で、あらすじを知っているから読んでいてドキドキするのだ。主婦が1億円を横領する。一体なぜ?どうやって…?

おおよそそんな大胆な行動をしそうにない彼女が、一体どうして他人のお金に手を出してしまうのか。

闇は、いつでもすぐ隣に潜んでいる。誰の隣にも、必ずある。そんな事をジワジワと感じさせてくれる物語。

 

事実と真実は、時にかけ離れていたりする

この本のあらすじに書かれている内容は事実である。梨花は、勤め先の銀行から横領したお金を年下の男に貢いでいた。

だけど違う。真実は違うのだ。本当に恐ろしいのは、事実より真実だ。

この物語が【41歳の主婦が年下の男の子に溺れ狂う恋愛小説】かと聞かれれば全然違う。そもそも梨花は、光太のことを本当に好きだったのか?一億という桁違いな金額を横領して貢ぐ価値のある男だと思ったのか?

答えはNOだ。多分違う。きっと違う。そういうことではないのだ。

彼女が欲しかったのはお金ではないし、きっと光太でもない。彼女が求めていたものは、もっと別の、全然違うものだった…。

物語の始まり

この小説は、最初から嫌な雰囲気で始まる。

岡崎木綿子。梨花の中学高校時代の同級生だ。

朝刊から抜き取ったチラシ類をテーブルに広げ、異なるスーパーマーケットのチラシつき合わせ、岡崎木綿子は赤ペンを手に、特売品の値を比較していく。

駅の反対側のスーパーではツナ缶と食パンが安い。こちら側のスーパーでは冷凍食品が四割引。隣町のスーパーでは肉類がみな三十パーセントオフ。まず隣町にいきユザワヤで生地を買い、スーパーで肉のまとめ買い、近所のスーパーまで戻って冷凍食品。自転車で回れば一時間もかからない。木綿子は、一週間ぶんごとに紙幣を入れてある封筒を手にして立ち上がり、窓を閉める。 

ー第一章の冒頭より抜粋ー

この光景は容易に想像できる。リアルに想像できる。しかしこの光景を想像して、彼女を裕福だと思う人はまずいないだろう。

こういう努力が必要な時もある。ワタシだっていつかそういう時が来るかもしれない。必要になれば勿論やるけれど、極力こういう状況にはなりたくないと言うのが心情である。

お金とは不思議だ。あんな原価30円程度の紙切れに一体何の価値があるというのか。否、価値はある。日本という国が保証する、大きな価値が。

 

ウシジマくんの名ゼリフを思い出す。

一万円の原価知ってるか?

約28円。金は価値と交換できる引換券だ。金自体に価値はねぇよ。

 

金は使ってこそ意味がある。

 

だから梨花は使ったのだ。一億円という大金を。

彼女は価値を得ようとした。自分の納得できる価値を。

 

まとめ

一億円という桁違いの大金を横領して世間を震撼させた梨花は、けれど決して特殊な女ではなかった。ごく普通の、ただの女性であった。

この物語が恐ろしいのは、誰もが梨花になる可能性を秘めていることだ。始まりは日常に落ちている、とても些細なことである。少しずつ、自分でも気付かないくらい少しずつ、進む方向を間違えると到着地点が大きくかけ離れてしまう。

梨花の友人の中條亜紀にしてもそうである。クレジットカードは便利なものだ。【お金を使う】という感覚がつい薄れてしまう。

楽しくショッピングをして、帰りにふと気付くのだ。

今日、いくら使った?

合計金額を改めて計算して、ゾッとした経験がある人もいるだろう。

便利なものは、使い方を誤ると予想外のとんでもない事態に陥ることもある。ワタシの知人にも、クレジットカードを持つのをやめてしまった人や、永遠に払いきれないであろうリボ払いの返済を何年も続けている人がいる。

彼(彼女)らは、いつから進むべき方向を間違え始めたのだろう。ワタシには知る由もない。

 

ご利用は計画的に!

 

 

本日、ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

*関連(しない時もある)記事*

【進撃の巨人】23巻 視点が変われば正義も変わる

※ネタバレ注意※

物語は壁の中から始まって、価値観の基準は全て壁の中のものだった。

100年そこにあり続け、内側の平和を守った高い高い壁。

だからこそ痛感する。世界はとても広いのだと。

価値観は無数に存在し、正義は人の数だけあるのだと。

最後まで、自分の正義を貫けるのは誰なのだろう。

屈強な意志を貫き通せるのは、一体誰なのだろうね。

 

【進撃の巨人】23巻

時は4年後。壁の外の海のそのまた向こう側。

マーレに弾圧されているエルディア人が、マーレの戦士になる意味とは…??

巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。

「獣の巨人」達との戦いの末、地下室に辿り着いたエレン達。そこで彼らは、グリシャの遺した本と記憶により、グリシャの生い立ちや壁内にやってきた真の目的を知る。そこから明らかになったのは、エレン達が相手にしているのは、これまで戦ってきた巨人よりもさらに巨大な「世界」そのものだという事実。壁の向こうに自由が無いこと、海の向こうには敵が待ち受けていることを知ったエレン達の行く末は……。

 

明らかになる世界

22巻に引き続き、閉じていた世界がどんどん広がってきています。

これまではずっと、狭い壁の中のことだけが描かれていたこの物語。

遂に、壁の外の世界が明らかになっていくのです。ドキドキがとまらない。

巨人に食い尽くされて、人類は本当に全て滅んだのか??

ずっとずっと、みんなが疑問に思っていたこと。

一気に広がっていく世界と、それによってひっくり返る価値観

この2つを堪能できるのが、今回の23巻の面白い所ではないでしょうか。

世界の全てだったはずの壁の中が、なんだか急にちっぽけなものに感じてしまう。

小さな島の、更にその中で小さく囲っただけだと判明した壁の中。

世界は広くて、巨人は自分たちと同じ人間で、実は世界中から疎まれているユミルの民。

巨人の起源と、9つの巨人の正体。

自由を求めて壁の外に出たのは正解だったのか。知らない方が幸せだったりするのだろうか。

今回は、ライナー(鎧の巨人)・ジーク(獣の巨人)サイドの状況が明らかになり目が離せない。(´゚д゚`)

 

まだまだ残る疑問

世界はかなり明らかになってきましたが、まだまだ気になる疑問は残っています。

ワタシが一番気になるのはアッカーマン一族について。これは気になってる人多いはず。なんと言ってもリヴァイとミカサに関わることですから。やはりこの二人は特殊な血族だったのですね。コレに関しては、読者はみんな気になっている。

それから地味に気になるのがアニのこと。全然出てきてないけどその後どうなった??

ユミルはあれで終わりなの??終わりっぽい気もするけどw なんかあっけなくない!?

ライナーの戦士候補生時代が切なすぎて、もうちょっとどうにか報われてほしいし。てゆーか任期あと2年て…。マジかよ…。

 

あ、先日実家に帰省したため、コミックを1巻から全部読み直してきました。

時間かかったけど、わかりやすかったよ。23巻まで読んでから読み直すと、だいぶ理解が深まるのでオススメです。

忘れてたエピソードもあったし、当時意味がわからなかったこともやっと意味がわかったよ。睡眠削って読み直した甲斐がありました!

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

24巻は2017年12月8日(金)に発売予定らしい。

 

▼1巻から読む人はコチラ▼

 

 

*関連(しない時もある)記事*

きっと誰にでもある、通過儀礼の恋【イニシエーション・ラブ】著者:乾くるみ

最後の5分 全てが覆る。

    あなたは必ず 2回観る。

 

そんなキャッチコピーで映画にまでなってる小説ですから、ご存じの方も多いはず。

今夜ご紹介する一冊は、【イニシエーション・ラブ】。

きっと誰もが経験するであろう、通過儀礼の恋。

 

【イニシエーション・ラブ】著者:乾くるみ

 おれがマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―――と思いきや、最後から二行目(絶対先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず2回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

 ミステリーか。うん…ミステリー??なんかちょっと違う気がする…。

【クセのある恋愛小説】って感じかな。コテコテの恋愛小説が苦手なワタシでも愉しく読めたので、逆に甘い話が好きな人は苦手かも?

 

通過儀礼の恋

恋愛には様々な側面がある。良いことも悪いことも、色々ある。

大切なのは、トータルで見た時に『良いこと』の方が上回ること。自分を消耗するような恋愛だけはやめた方がいい。摩耗してしまった自分が最後に取り残されるような恋愛は、結局自分が虚しくなるだけだから。

とは言え【感情】で成り立つのが恋愛なわけで、そう簡単に割り切れるもんじゃない。

ワタシだって今でこそそう思うけど、10代、20代前半までの間は恋愛に振り回された。溺れていたと言ってもいいくらい。

溺れている最中に冷静な判断なんて出来るわけがない。岸に上がった今、過去を振り返って対応を模索した結果があるだけだ。

「初めての恋愛を経験したときには誰でも、この愛は絶対だって思い込む。絶対って言葉を使っちゃう。でも人間には――この世の中には、絶対なんてことはないんだよって、いつかわかるときがくる。それがわかるようになって初めて大人になるっていうのかな。それをわからせてくれる恋愛のことを、彼はイニシエーションって言葉で表現してたの。」 

言葉にすると簡単だよね。

でも、自分の中に【絶対】が存在する時、その存在感と破壊力は計り知れないものがある。信じ切っていた【絶対】が覆された時、精神のバランスを保てなくなるほどの衝撃を受ける。

大人になるって意外と大変。

この小説は、数あるそんな恋愛の一つをテーマにしている。興味のある人は読んでみて。

 

雑談

映画化しているみたいだけど、残念ながらワタシは観ていない。機会があれば、観てみたいけど。

【実写化】って悪いイメージしか無かったけど、【愚行録】の映画観てからちょっとイメージ変わった。時系列や視点などを利用してトリックを作っているものって、映像でも上手くアレンジすれば面白いかもしれない。

それから、最近の若い人は恋愛しない人が多いらしいけど。どうせするなら若いうちに色々経験しておいた方がいい気がする。ほら、大人になってからうっかり溺れると色々大変そうだし。

一生恋愛しないっていうのも選択の一つではあると思うけど。ワタシはして良かったなと思っているよ。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

*関連(しない時もある)記事*

【ツナグ】著者:辻村深月

始めに言っておきますが。ワタシ、【感動モノ】は苦手なのです。

だから中々手が出なかったのですが、意外と良かったです、この本。

ワタシはてっきり【お涙頂戴モノ】だと思っていたのですが…(映画はそういうPRじゃなかった??)どちらかと言えば【考えさせられる】物語。

もちろん感涙した人もいるでしょう。こういうのは捉え方次第ですよね。恐らく感動したい方がそういう目線で読むと泣けるストーリーなのです。ワタシは苦手なのでそういう目線では読みませんでしたが…。実は、それが意外と良かったのです。

 

【ツナグ】著者:辻村深月

ツナグ 著者:辻村深月

一生に一度だけ、死者との再開を叶えてくれるという「使者-ツナグ-」。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知できなかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、疾走した婚約者を待ち続ける会社員・・・・・ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅(かいこう)は、何をもたらすのだろうか。心の隅々に染み入る感動の連作長編小説。 

 

それぞれの事情

あらずじにもある通り、この物語は連作長編小説です。5つのお話が集まって、一つの物語が完成します。

5つ全てのお話に登場するのが【使者-ツナグ-】という、生者と死者を文字通り繋いでくれる(引き合わせてくれる)少年です。そう、少年。ごく普通の、高校生の男の子なのです。

死んでしまった人と再会できる。それはつまり、生前にやり残したことがある場合、伝えきれなかった気持ちがある場合、本当なら絶対に取り戻せないはずのものを、取り戻せる最後のチャンス。

感動したい方はその【救い】に焦点をあてて読むといいですね。ワタシも実は少しだけウルッときたシーンがありました。

しかしそれ以上に興味深かったのは、それぞれの人達が抱える人間事情。わざわざ【使者-ツナグ-】という特殊な能力者に頼ってまで死者と再会を果たそうとするには、やはりそれなりの理由があるのです。

生者にとって、生きている間に死者と繋いでもらえるチャンスはたった一回。死者にとっても、生者と繋いでもらえるチャンスはたったの一回。そのたった一度きりのチャンスを誰に使うのか。互いのチャンスを一致させることのできた人達だけが、再会を果たせるのです。

読めば読むほど、【後悔】という言葉が重くのしかかる。会いたい人には会いに行く。伝えたいことはきちんと伝える。聞かなければいけないことはしっかり聞く。ついつい先延ばしにしてしまいがちなこと、沢山あります。『いつかやる…』が、ある日突然永遠に叶わなくなる。そうなってしまった時、自分は本当に後悔しないのか。日頃からきちんと意識しなくてないけないのだな、と。改めて思うんだけど…実際に行動するのってとっても難しいのよね。

1章 アイドルの心得

突然死してしまった人気者のアイドル。彼女の存在を心の支えにしていたOLは、全財産を用意して【使者-ツナグ-】を探した。

2章 長男の心得

周囲の反対を押し切り、母親の癌の告知をしなかった長男。なんでも卒なくこなす優秀な弟と、頼りない息子、頑固な自分…。自分の判断は、果たして本当に正しかったのか―――!?

3章 親友の心得

【親友】とはなんだろう。親しいようで、1番近くにいるようで、対等なようで、ときに嫉妬し、素直になれず、すれ違う…。迷える女子高生の出した決断は―――?

4章 待ち人の心得

ある日突然、忽然と姿を消した婚約者。彼女はなぜ消えたのか。生きているのか、死んでいるのか。それさえもわからぬまま、既に7年が経過していた。

5章 使者の心得

『私の後継者になって欲しいんだ』ある日、祖母は言った。75歳の祖母の肩書は、社会的に言えば無職のはずだ。【使者-ツナグ-】とは一体―――!?

 

最期にすべてが繋がる

最期の話で焦点が【使者-ツナグ-】の少年に移り、種明かしが始まります。

個人的には感動したのが2章と4章で、面白く読めたのが3章でした(『笑える』という意味ではない)。

【女の友情は紙より薄い】とはよく言ったもので、絡み合う感情はとても複雑です。ワタシ自身も紛れなく女であり、悲しい性ですがその絡み合いは理解できるし、なんとなく身に覚えのあるものだったり…。

つまらない嫉妬。つまらないプライド。どれもくだらないのに、捨てるのは難しい。

再会を果たしたからと言って、それがハッピーエンドなわけでもなく。結局は自分が変わらなければ、何も解決しないんですよね(自分に言い聞かせておく)。

ワタシにしては珍しい本を読んだ気がする…

 

感動するばかりじゃない。自分の身の振り方を改めて考え直す、いい機会になりました。心が洗われますので、日々に忙殺されている方は一度立ち止まり、是非お試しあれ。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

*関連(しない時もある)記事*

 

別れと再会に心が揺れる【私の少年】3巻 著者:高野ひと深

コミックから2日遅れでKindle版リリース。

心待ちにしすぎて朝イチでダウンロード。朝の通勤電車で一気読みしてしもうた…。

※ネタバレも多少あるので嫌な人はブラウザバック推奨※

 

【私の少年】3巻 著者:高野ひと深

表紙がまた…ね。聡子の複雑な表情が…ね。いいよね。

因みにワタシはショタコンではありません。恋愛対象ならどちらかと言えばファザコンです。若い男の子より遊び慣れたオッサンの方が好き。

だからこそ聡子の複雑な立場がリアルにわかる気がする…。複雑すぎるよ。でも1巻の冒頭に辿り着けて嬉しいよ。

 

3巻を読んで、思ったことが2つある

まず、1つめ。

真修の親父最悪やな…。

いや、わかってたけど。予測はしてたけど。なんなら想像通りだけど。

この漫画は登場人物がやけにリアルだな(※真修以外)。なんというか…本物の人間臭い。いるよね、こういう親父。ガチでいる。

子供作んなよって思うけど。親を選べない子供にとってこんな迷惑な話はない。

所有欲だけやたら主張するような奴はろくなもんじゃない(漫画読んで1人で憤慨してる30過ぎの女もろくなもんじゃない)。

 

そして2つめ。

フラッシュモブって…。

いや、好きな女子は好きだよね。わかってる。わかってるけど。

聡子は絶対好きじゃないよな。ワタシも全然好きじゃない。

やってやった感が凄い。驚かなきゃいけない空気がマジで重い。

女の子ってサプライズ好きだよね?って決めつけマジウザい。

どんな生物にも個体差ってもんがあるんだよ。相手を見ようよ。

30過ぎた独身の女が全員結婚のことばかり考えてるわけじゃないんだよ。

つまりさ…、八島くん、完全に当て駒だな…(´°ω°)チーン

笑顔爽やかだけど。爽やかすぎる笑顔はちょっと苦手だなww

 

ショタコンではない聡子の複雑すぎる立場

公園に子犬が捨てられてたら拾う。確実に拾う。

独身だから働かなくちゃいけないんだけど。逆の言い方をすれば働きさえしてればいいわけで。

精神的にも金銭的にも中途半端に余裕があるのが仇になる。

子犬一匹くらい養える。意外と簡単に養えるんだよ。

赤ん坊を育てることは出来ないけど。ある程度自分のことを出来る小学生なら一緒に暮らせなくはないんだよ。

でも人間は捨て犬とは違うから。拾って帰ったらただの誘拐だから。

どうすればいいんだろうね…。難しいよね。捨て犬みたいに放置されてる人間は。

 

欲しいもの

あそこでわたしがOKすることで

運ばれてくるであろう残り67本の薔薇も

大掛かりなフラッシュモブも

誕生日も

記念日も

非日常も

ドラマも

全部

なにひとつ欲しくない

私が

私がほしいのは

 

あのささやかな

流れていく日常

ただ それだけ

何を大切に思うかは人それぞれで。

それが何か、自分で自覚することが大事なんだと思う。

 

……なんて思いつつ。

 

ましゅーーーーぅ!!!

 

って(心の中で)叫んで3巻が終わりました…。

 

 

ドラマやんけ…Σ(゚Д゚)(心のツッコミ)

 

4巻は12月かぁ…。遠いな。( ;∀;)

 

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

*関連(しない時もある)記事*

Kindle愛用者必見!【本好きのためのAmazon Kindle読書術】著者:和田稔

こんな本があるなんて知らなかった…。

電子書籍紙の本もそれぞれいい所があります。なのでワタシの読書は半々くらい。どちらも愛用しています。

Kindleを使い始めて半年ちょっと。せっかく使うなら、電子書籍のいい所を余すことなく利用したいですよね?

いつもの読書をちょっぴりお休みして、合間にこの本を読んでみては如何でしょう?Kindleがもっと好きになるかも知れません。

 

【本好きのためのAmazon Kindle読書術】著者:和田稔

この本はオーナーライブラリー対象(2017.7月現在)の本なので、ワタシはオーナーライブラリーを利用して読みました。

Kindleの応用術がぎゅっと詰まった一冊です。

パソコンでAmazonのページを開きながら、実際に操作を試すとより一層面白いと思います。

「読書が好き」という人にお聞きします。

紙の本じゃないと読書した気にならない、電子書籍はいまいちハードルが高い、Kindleをいまひとつ活用しきれていない、と思っている本好きはいませんか?
本書を読めば、電子書籍に感じる不安を1ミリも残さずスッキリします。

今さら人に聞けない電子書籍のあれこれやKindleの基礎知識から、隙間時間を使った読書法、読んだ後のアウトプット術までを著者が惜しみなく披露します。

Kindle Paperwhiteを愛用し、電子書籍勉強会を開催する著者の和田さんは、実質、これで読書量が2倍になりました。

そして、多読だけでは終わらず、出会った情報をしっかり自分のモノにし、記憶と記録を有効活用しています。
3日で1冊。

AmazonとKindleと読書。

確実に読み進められる新・読書習慣術を身につけませんか。
2014年・2015年版『本好きのためのAmazon Kindle 読書術』は、発売以降多くの方にダウンロードしていただき、累計1万部を突破しました。

昨年開始した読み放題サービス「Kindle Unlimited」など、Kindleで新たなサービスが導入されたのに合わせて、2017年版である本書は2015年版から全面的にアップデートしています。
明日からあなたの生活に本が手放せなくなるはず。

さあ、本を携帯して外に出よう!

Kindleとブログは相性がいいらしい~ハイライト機能の活用~

Kindleにはハイライト機能というものがあります。利用者お馴染み、気に入った文章を指でなぞるとマーカーを引けるというものです。

まるで紙の本みたい。ワタシもお気に入りの機能です。

ハイライト機能を使うと、メニューからその場所へ一気に飛べるので、読み返したい時に便利なんですよね。あとで読み返したくなりそうな大事な部分にはハイライト機能でマーカーを引くようにしています。

Kindle専用サイトをご存知??

kindleには、Amazonとは別にkindle専用サイトがあるってご存知ですか??

ワタシは知りませんでした…( ̄∀ ̄;)

▼Kindle専用サイト▼

Amazon Kindle: Welcome

Amazonのアカウントでログインします。

サイトは英語なのですが…( ;∀;) メニューはシンプルなので大丈夫(笑)

Your Books  Your Highlights  Kindle Store

基本的にはこの3つ。真ん中がハイライト一覧なのはワタシにもわかりましたww

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Your Highlightsをクリックすれば、今までに自分がマークしたハイライトの一覧を見ることが出来ます。ビックリ!

f:id:moon_memory_m:20170712221525j:plain

▲ワタシが【壇蜜日記】読みながらハイライトしたやつww

 

ここではハイライトのページへ飛ぶこともできるし、削除することもできます。

そして自分のハイライトに対し、【ひとことメモ】を書き加えることもできるのです。

便利!ブログ書く時にめちゃ便利!!

もっと早く知りたかった…。

Kindle専用サイト、パソコンでもスマホでもブックマーク必須。(๑•̀ㅂ•́)و✧

 

Kindle活用術を習得しよう

既にKindleを完璧に使いこなしている人には不要かも知れませんが、ワタシのようにKindle初心者には非常におすすめできる一冊。

他にも様々なノウハウがぎゅっと詰まっています。新発見が多く、面白くてあっという間に読んじゃった。

電子書籍のメリットを新たに発見することができました。

紙の本と電子書籍、それぞれのメリットをしっかりと把握して、柔軟に使い分けられると利便性が増しますね。

余談ですが

Kindleには最初からライブラリーに電子マニュアルがついています。

しっかり読み込んでから使っていますか?

ワタシは一切読んでません。/(^o^)\

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

おやすみなさい☆|)彡サッ

 ▼ワタシが愛用している端末はコチラ▼

 

 

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解離性同一性障害【十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA-】著者:貴志祐介

解離性同一性障害とは、かつて多重人格障害と呼ばれたいたもの。

多重人格の女子高生をテーマにしたホラー小説です。

 

十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA-】著者:貴志祐介

賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活かして阪神大震災後、ボランティアで被災者の心のケアをしていた彼女は、西宮の病院に長期入院中の森谷千尋という少女に会う。由香里は、千尋の中に複数の人格が同居しているのを目のあたりにする。このあどけない少女が多重人格障害であることに胸を痛めつつ、しだいにうちとけて幾つかの人格と言葉を交わす由香里。だがやがて、十三番目の人格<ISOLA>の出現に、彼女は身も凍る思いがした。

 

阪神・淡路大震災と多重人格障害

貴志祐介さんのデビュー作。扱っているテーマはとても繊細だけど、ジャンルは完全なるホラー。

【イソラ】ってなんか聞いたことあるなぁ…と思ったら、映画化していたアレですね。【リング】と一緒に上映していたやつ。ワタシは見てないけど…。

少しだけファンタジックな要素もあり(ホラーだから?)、ワタシが今までに読んだ貴志祐介さんの他の小説とは少しだけ毛色が違うかなぁ?と。クオリティーもちょっぴり下がる気がするのは、デビュー作だから??…いや、彼の描くミステリーが面白すぎるのですね、きっと。

しかし自分の中に別の人格が存在するというのはどんな感じなんだろう。ワタシの乏しい想像力では計り知れないけれど、その人格が善人とは限らないわけで、それってやっぱり恐ろしいよね(少なくともホラー小説のテーマに出来るくらいには)。

人格の【抹消】と【統合】は似ているようで随分違う。とても過酷な運命だなぁ…。

相変わらず【続きが有りそうな雰囲気】で終わるから想像を掻き立てられるんだけど、【相変わらず】という言葉は適切じゃなかった。ワタシの読む順番が前後しているだけでこれはデビュー作だから、彼の小説は初めから一貫して【そういう終わり方】を貫いているんだね。それが作風の一つと言える。

 

貴志祐介さんの描くヒロイン

これまでにいくつか貴志祐介さんの小説を読んで、主人公が女性の作品を読むのはこれで2つめ(1つめは【天使の囀り】)。

ワタシ、彼の描くヒロインが好きかもしれない

【好き】にも様々な種類があるが、今回は【共感しやすい】という意味で。共感しやすいということは、少なからず【自分に似ている】部分があるということだと思う。

【天使の囀り】を読んだ時はたまたまだと思った。年齢が近いとか、同性だとか、ざっくりした理由のせいだと思ったのだけど。この【十三番目のペルソナ】を読んでいる時にそうではない事に気付いた。彼の描くヒロインは、考え方や性格などがどこか自分と似ていて、いつのまにか共感して、物語にのめり込んでしまうのだ。

ワタシは【大沢在昌さん】の小説が好きで結構読んだのだけど、よく考えたら彼の小説に出てくるヒロインにはここまで共感しない。年齢の近い同性の主人公でも、共感した記憶はあまりない。

だからのめり込むというよりは、客観的に物語を見て愉しんでいる。

そういった意味で、貴志祐介さんの小説の方が読後の余韻が強くて長い

 

まとめ

貴志祐介さんの小説の主人公はみんな幸せになれないねw

そこが面白いのかもしれないけど。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

▼表紙デザインは2012年にリニューアルされたらしい

 

 

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【おすすめ】懐かしのりぼんマスコットコミックス8選【少女漫画】

現在実家に帰省中です。実家のワタシの部屋には…漫画専用本棚があります。

10代の頃に揃えたものが殆どなので、懐かしい作品がズラリ。

そんな中から今日は、りぼんマスコットコミックスに焦点を充てておすすめ漫画をご紹介。

 

子供の頃にハマった【りぼんマスコットコミックス】

りぼんマスコットコミックスとは、集英社から出版されていた月刊漫画雑誌【りぼん】に連載されていた漫画がコミック化したものです。

【りぼん】って、今でもあるの…??(´・ω・`)


▲実家の本棚を一列だけ公開

※下記紹介作品は順不同ですが、ワタシのお気に入りが上の方に来る傾向にあります

1.【ベイビィ★LOVE】作者:椎名あゆみ 全9巻

小学6年生なのに高校生に見えちゃう長身の美少女・有須川せあらは、昔一目ボレした3つ年上の瀬戸柊平を一途に想い続けていた。恋する女の子の一念で柊平の家に同居させてもらえるようになったせあらは…?

ランキング形式にしているつもりはないのですが、これだけはワタシの中で不動の一位。最高すぎる。今読んでもウルッとくる…。

せあらの恋が切なすぎる。柊平が綾乃を気にかける度に地団駄踏みそうになっていたワタシ。

中学生時代、ワタシも4つ年上のお兄ちゃんに恋をしていたので何処までも感情移入して読んでいました。青春時代の思い出が詰まった作品。

絵も綺麗だし、せあらの髪型や服装をいつも真似ていました。

 

2.【こどものおもちゃ】作者:小花美穂 全10巻

倉田紗南は人気TV番組に出演中の元気な小6の女の子。母・実紗子やマネージャー・玲くんに囲まれて、幸せいっぱい。そんな紗南の通うクラスは羽山秋人の仕切りでメチャクチャに荒れてて…。紗南はついに!?

アニメ化もしていたので【こどちゃ】を知っている人は多いはず…。

クラスで羽山が行うイジメは中々陰湿。そこに果敢に立ち向かっていく紗南ちゃんは女神だわ。ベースはシリアスで深刻なテーマを扱っているんだけど、何しろ作者である小花さんのギャグセンスが光っているので突然プッと笑ってしまう。あれ、この漫画コメディだっけ??みたいな。

主人公たちが成長し中学生になっていくと、日常のトラブルも恋愛や人間関係に移っていくので面白い。最初から最期まで紗南ちゃんから目が離せない!

 

3.【ママレード・ボーイ】作者:住吉渉 全8巻

互いの両親の“入れ替わり結婚”のため同居する事になった光希と遊。意地悪だが、時に優しい遊に光希は次第にひかれて…。そんなある日、遊の昔の彼女・亜梨実が現れ「今でも遊が好き」と告げるが??。

遊を心の彼氏にしていた女子は多いはず…ww そしてその全員が、遊が寝ている光希に突然キスした瞬間悶絶したことでしょうww

あんな完璧な王子様は現実にはおりませぬ。漫画って素晴らしい。未読の女子がいらっしゃいましたら是非ご一読くださいませ。

日曜日はアニメを欠かさず見ていたし、OPは今でも歌えますです。

 

4.【グッドモーニング・コール】作者:高須賀由枝 全11巻

中学卒業までの半年間、田舎に帰った両親と離れて一人暮らしをすることになった吉川菜緒。しかし、悪徳の不動産屋にだまされ、なんと同じ中学の有名人・上原久志と同居することになってしまって…!?

コレはアレだ。理想の同棲生活的なやつ。現実はそんなに甘くないけども。知ってるけども。漫画くらい良いじゃんね。久くんがイケメンなのに貧乏性なのも、漫画だから可愛く見えるってもんでしょ。

この漫画の良いところはヒロインの奈緒ちゃんがあまりにも普通っぽいところ(顔は可愛い)。凡人オーラ凄いw 優柔不断、流されやすい、彼氏依存、買物大好き無計画に散財。しっかりして~って思うんだけど、なんか可愛いんだよね。

受験の悩みとかリアルの実生活っぽいのでハマるのですね。

 

5.【あなたとスキャンダル】作者:椎名あゆみ 全5巻

お嬢様学校に通う高崎友香は、電車でチカンから救ってくれた名も知らぬ人に夢中…。そんな折、ひょんな事から宮沢新たちのバンドに入る事になった友香だが、例の人がバンドボーカルの女性・結城芹香と知って…。

【ベイビィ★LOVE】と同じ作家さんのもっと古い作品。古いけど、面白い。

芹香さんがイケメンすぎて…。そりゃ性別関係なく惚れるわ!ってゆーね。

新くんも一途で素敵だし、とりあえず少女漫画にありがちなイケメン揃い。

中学、高校と【バンドを組む】のが流行った世代は楽しめるシリーズかと思います。

全5巻なので気軽に揃えやすいのも◎

 

6.【イ・オ・ン】作者:種村有菜 全1巻

粒依音はふつうの女の子。ところが超能力研究会会長で天才少年の宝来帝に出会い、恋した事から不思議な超能力が身について…。そんな依音に“おまえがほしい”と意味ありげな事を言う帝だが――。 

 長く連載していたように感じたけれど1冊分で終わっていたという意外な事実。

子供ながらに絵が綺麗で好きだった作品。

恋愛要素よりも作中に出てくる【おまじない】要素に強く惹かれていた子供時代。この漫画の影響で、子供の頃は何かあると心の中で自分の名前を唱えていたのは秘密である。

ビーカーの中に浮かぶ謎の物質はとても綺麗でトキメキが止まらなかった。

 

7.【パートナー】作者:小花美穂 全3巻

双子の苗と萌、賢と武は4人で楽しく学校生活をおくっていた。しかし、萌が交通事故で死んでしまう。それ以来、3人は異常な世界に巻きこまれてしまい……。

【こどものおもちゃ】と同じ作者だがこちらは少々大人むけ…かな?

双子2組の男女が組織の陰謀に巻き込まれてしまうお話。

交通事故で亡くなった萌の遺体が盗まれ、人体実験に使われる。本人の身体、臓器は極力そのままに…本人の脳と、電子頭脳と、特殊なウィルスで、死んだはずの人間が生き還る(人格は残っていない)。

萌の恋人だった賢は、そんな萌の姿を見て萌の死を受け入れられず、段々と精神が崩壊していく。

少女漫画にしてはテーマがちょっとダークかな。ワタシは好きだったんだけどね。

 

8.【猫の島】作者:小花美穂 短編

そこには猫の呪いがあり、だれも生きて帰ってこないという伝説の島…「猫島」。その「猫島」へ真実を知るためでかけていったまりと草太は、そこで半猫人の少女ナオと出会い…? 切なく暖かい、不思議ストーリー。

ついでに小花さんもう一冊。

動物好きにはちょっぴり感動できる【猫の島】。

短編なのであまり書くと垂れ流しになるので控えます。

とりあえずワタシは【犬派】です。

海のはるかむこうに
「猫島」と呼ばれる島があった

遠い昔の戦争中に「毒ガス」を貯蔵し
実験に猫が使われていたため
猫の呪いがあるという…

その島に行った人間は1人も
生きて帰った者がいないのだが
村の人々は あえて
その島の問題を直視せず
年月がたち
「猫島」の話は伝説と化した

しかしその島は
確かに 静かに
存在していた…

 

まとめ

ワタシが読んでいた中で特に気に入っていたコミックスはこれくらいかな~。

懐かしい漫画ばかり!他にも何か思い出したら追記します。

因みに【姫ちゃんのリボン】と【赤ずきんチャチャ】は完全にアニメ派でした。

原作は読んでいませんが、どちらも子供時代のお気に入りアニメです。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

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読書が苦手な人にも読みやすい【伝え方が9割】著者:佐々木圭一

せっかく本を読んだなら、兎にも角にも実践してみるべきである。

後半で本書の技術をワタシが実践してみたので是非とも最期まで読んでみて欲しい。

 

【伝え方が9割】著者:佐々木圭一

なぜ伝え方で結果が変わるのでしょう?

たとえば、好きな人がいるとします。
でもその人は、あなたのことに少しも興味がないとき、
何と言ってデートに誘いますか?

「デートしてください」

こう言ってみました。あなたのピュアな気持ちそのままですね。
これだと断られる確率が高いですよね。
ですが、コトバ次第で結果を変えることかができます。

「驚くほど旨いパスタの店があるのだけど、行かない?」

こう言ってみました。相手は行っていいかも、と思う確率がぐんと上がるコトバです。
どちらにしても、実は「デートしませんか?」という同じ内容なのです。
同じ内容なのに、伝え方で結果が変わってしまう。
これは驚くべきことと思うかもしれません。
ですが、あなたは今までの人生で、「伝え方で変わるのでは?」と、
うすうす気づいているのではないでしょうか。

伝え方にはシンプルな技術があります。

この本は、著者が膨大な時間とトライ&エラーで導き出した方法論を整理しました。
料理のレシピのように、誰でもコトバをつくれるよう体系化してあります。
誰でも自分の日常から、試行錯誤の上で伝え方の技術を身につけることもできますが、
それだと辿り着くまでに十数年かかってしまいます。効率がよくありません。
この本は、著者のように回り道をしなくても魅力的なコトバを最短でつくれるよう構成してあります。

 

 伝えるための読みやすさ

 そもそも見た目からしてそんなに分厚い本じゃないし、想像以上に短時間で読めます。

読書に慣れている人ならあっという間。イラストもちょこちょこ挿入されているのでその分文字数も少ないし、ページがどんどん進む。


▲こんな感じ

日頃から文字の詰まったビジネス書とか読んでる人は物足りないかもしれません。(^^;;

 

本の趣旨はタイトルそのまま。要約すると…

何事も伝え方が重要である。

同じ内容を伝えるにしても、伝え方によって結果が変わる。

自分にとって良い結果にするために、伝え方には注意しよう。

思ったことをそのまま口に出しちゃダメだぞ! 具体的には…

そんな感じで様々な例が紹介されている。

コミュニケーションの基本のようだが、小手先のテクニック感も少しある…。

しかしそんな風に斜めに受け止めて、読み流してしまえば何も身につかずそれきりだ。本の代金も読んだ時間も全てが無駄になる。

  1. 実践すること
  2. 習慣化すること

言うのはあまりに容易だが、実践する事の難しさよ…。

試しにこの本を読んだ後、1週間後に自分を振り返ってみて欲しい。果たして何度実行できただろうか。この本を読んだことさえ忘れていないだろうか(ワタシはちょっと忘れかけてた)

 

言葉の作り方

他者に影響を与えやすい言葉の作り方が5つ紹介されている。

  1. サプライズ法
  2. ギャップ法
  3. 赤裸々法
  4. リピート法
  5. クライマックス法

本書に記載されている具体的な方法を読むと、【確かにね…】と、納得させられるものばかり。そしてきっと、ワタシのように納得して終わる人間が大半なのだろうと思う。

思ったことをそのまま口にするのはいともたやすく、上記技術を当て嵌めて言葉を発することが如何に困難か。

 

そうだ、あなたもやってみてください。(サプライズ法)

ワタシには出来なかったけど、アナタになら出来る。(ギャップ法)

キーボードを叩く指先が震える…。でも、信じています。(赤裸々法)

信じています。(リピート法)

 

一言だけつけくわえますと…、

 

使い方なんか違くね!?( ̄∀ ̄;)(クライマックス法)

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます!(サプライズ法)

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

 

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独身アラサーOLの母性をくすぐる【私の少年】1~2巻 著者:高野ひと深【あらすじと感想】

Kindleってのはつい…、ついつい漫画を買い過ぎてしまいます。

保管場所を考慮する必要がないですからね。全ては自らの自制心にかかっているわけです。ワタシのように欲望に忠実な人間には危険なアイテムです。

 

タメ(30歳)の主人公に惹かれて買ってしまった【私の少年】

スポーツメーカーに勤める30歳、多和田聡子は夜の公園で12歳の美しい少年、早見真修と出会う。
元恋人からの残酷な仕打ち、家族の高圧と無関心。
それぞれが抱える孤独に触れた二人は互いを必要なものと感じていく。
この感情は母性? それとも――。

 

惹かれたポイント3つ

魅力1.あらすじにぎゅっと詰まってる

まず、主人公の女性。同じ歳。独身OL。

最近漫画でも小説でも、自分と近い主人公が登場する物語に興味を惹かれるようになってきた。なんでだろ?

ワタシ自身は全くもってショタコンでもなんでもないんですが、【12歳の美しい少年】というのは非常に興味深いです。ワタシは出産に興味がないし子供も別に好きじゃない。だけど嫌いというワケではないし、母性がないワケじゃない(と、自分では思ってる)。人間の子供より動物の方が好きなだけ。

12歳の反抗期真っ只中生意気ボーイは少々面倒ですが、少し影のあるワケアリっぽい大人しめの美少年なら確かに母性が刺激される。扶養してもいい。

主人公の聡子も似たような心境があるのではないかと(勝手に)思ったりして。

なんてあけすけな言い方をすると、物語のイメージを壊してしまい申し訳ないのですが…。実際には物語はもっと繊細に進んでいきます。テーマはシリアスで、物事は複雑に絡み合い、そんな単純には片付かない。

夜中に1人で黙々と読みふけってしまいました。もどかしい…。

魅力2.カバーが美しい

単純に、表紙が綺麗だなって思いました。結構好き。

自分の好みに合うか合わないか、漫画は絵も重要なポイントです。

見掛け倒しになってもアレですが、繊細なテーマに繊細なタッチがピッタリだと思います(上から目線みたいなコメントで申し訳ない)

魅力3.描き出しが美しい

膝の上には

美しい少年がいる

わたしはあれから

息をしているあいだずっと

この子ばかりを思ってしまう

なんかちょっと…意味深な描き出し?漫画だからね。絵も重要なんだけどね。

その辺は試し読みしてください。冒頭シーンだから見れるはず。 

 

【私の少年】まとめ

30歳っていうのは複雑なお年頃なのですね。ワタシは結構楽しんでいますけど。

だけどもし、夜中の公園で12歳の美少年と出逢ったら…確かに拾っちゃうよね(犯罪です)。捨て犬も捨て猫も捨てうさぎも拾っちゃう自信ある(猫アレルギーだけど)。

2巻はいい感じに気になる所で終わってしまったので、3巻を早く読みたいです。7月12日発売予定らしい。

はぁ…。せっかく【クズの本懐】我慢したのに結局こっち買っちゃったよ。どっちも面白くて困っちゃう。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

 

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ワタシも殺されかけたことがある。【殺戮にいたる病】著者:我孫子武丸

絞殺されそうになったことのある女性はいるだろうか?

あまりいない気がする…。しかしワタシの答えはYESだ。

自分の気道が極限まで絞られた時のあの間抜けな音を、ワタシは一生忘れられないだろう。

あの男は確かにワタシを殺そうとした。

 

【殺戮にいたる病】著者:我孫子武丸

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永遠の愛をつかみたいと男は願った――

東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔!くり返される陵辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。

 

倒叙ミステリーで叙述トリック

本の紹介を見れば犯人の名前は書いてある。

この小説は、犯人の視点から多くの殺人が鮮明に記載されている。何を思って殺すのか。どんな風に殺すのか。殺すことで何を得るのか。何か変わるのか。それとも変わらぬ何かを望むのか。

ヒヤリとする。あまりに克明で、あまりにリアルで。

にも関わらず世界はどこか不安定で、蒲生稔という男がいまいち掴めない。見えそうで見えないから、つい前のめりになってしまうのだ。

そして最期には、不安定な世界が一気に崩落する。自分だけが取り残される。

 

人の記憶の曖昧さ

人の記憶はあてにならない。日々の生活の中で、なんとなくわかってはいた事だけど…。ここまで曖昧だと、なんだか可笑しくなってくる。しかし笑い飛ばせることじゃない。決して大袈裟に誇張された表現でないことは、自分でも嫌という程理解している。

目撃情報というのは、どれくらい役に立つのだろうか。

 バーテンが少し笑うのを聞いて、樋口は危惧を覚えた。大学院生だという言葉を聞いていたということは、その後二週間以上も経って、より大学院生らしく記憶をねじ曲げている可能性もある。人間が驚くほど記憶をねじ曲げてしまうことは、樋口は身に染みて知っていた。スーツを着ていたということを覚えていても、ではどんなスーツだったかと聞くと記憶をごちゃまぜにし、茶色だろうが黒だろうがどんなスーツもひとまとめに『グレー』にしてしまう。

仕事中にもよくあるのだ。

何気なく過ぎた日のはずなのに、あとで何かのトラブルが見つかって。【あれ、あの時どうだったっけ???】と、2~3日前の出来事を思い出そうとしても、時既に遅し。

なんとなく覚えている。前後のことは覚えている。それなのに、今必要な肝心なことだけ思い出せない。自分の情けない記憶力に絶望する。

些細なことをきちんと覚えている人は確かにいて、きっとそういう人は正しく脳みそを使っているんだろう。羨ましい…。見習わなくては。

 

まとめ

【リアルな猟奇殺人描写】に抵抗のない人は、面白く読める一冊だと思う。

ワタシのように【猟奇殺人もの】が好物のプチ変態は、お気に入りの一冊になるかも知れない。ワタシ自身も、最近読んだ本の中では1番印象に残っているし、面白かった。

 

因みに本物の殺人は全く好きじゃない。暴力反対。フィクションだから全力で楽しめることを忘れちゃいけない。当たり前だけど。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

 

*関連(しない時もある)記事*

これぞ王道ミステリー小説!【十角館の殺人】著者:綾辻行人

あまりにも王道すぎるミステリー小説に度肝を抜かれた。

文句なしに面白い。素晴らしい!

読み始めてワタシが1番初めに思い浮かべたのは、【金田一少年の事件簿】である。【◯◯館殺人事件】的なフレーズは、間違いなく金田一少年の事件簿を連想させる。

登場人物たちが大学生と若いことも、要因の一つだと思う。

仕方がない。世代だ。

月曜の19:00~【名探偵コナン】と【金田一少年の事件簿】のアニメを2本連続で見るのが慣習だったのだ。そうやって子供時代を過ごしてきた。

同じ慣習で育ってきた人は必ず楽しめる小説だと保証します。

 

 【十角館の殺人】著者:綾辻行人

十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の七人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!

もうあらすじだけでそそる。

奇妙な館(しかも孤島)と、そこにのこのこと踏み込む若者と、連続殺人。

フルコースが整っている感じで、この作品をオススメするのに他の要素は不要と思われます(因みに怪文書的なものも出てきます)。

ネットでミステリー小説のオススメを調べると必ずと言っていいほど候補に入ってくる本作ですが、確かに納得。

多くの人っがオススメするということは、やはりそれほど誰が読んでも面白いということなんですね。

借りてきて読んだ本なのですが、買ってもよかったなーと思っている次第であります。シリーズ化しているみたいだし、2作目からは自分で購入しようかな。 

 

結末は勿論…

ミステリー小説を読んでいる時ほど、自分の頭の悪さを喜べるタイミングはない。

どれほど先の展開を読みながら、結末を予測しながら読んだとしても、大抵は作者のトリックに華麗に騙される。

【十角館の殺人】も、そんな本の一つ。

一応予測を立てながら読んだのですが、見事に外れました。Σ(・∀・;)

うん、ダメだ。

ワタシの思考なんて、そんなもんだ…。(笑)

とりあえず、2回読んだよ!

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

またね☆|)彡サッ

 

 

*関連(しない時もある)記事*