金属アレルギーなOLの業務外報告

全てのストレスを受け流し、気ままにゆるく生きる意識低めなOLの雑記。

【進撃の巨人】22巻 自由の代償は余りに大きい


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※この記事は2017.8.17に加筆・修正しています※

世界が広がってゆく。

知ることが自由か?

では、無知は不自由なのか?

そもそも自由は必要なのだろうか?

大事なものを失わない為に、必死に守ることは愚かなのだろうか?

 

【進撃の巨人】22巻 著者:諫山創

最近マンガをKindleにまとめはじめた。

スマホより大きいから読みやすい。(*‘ω‘ *)

ネタバレあるため未読の人はブラウザバック。

 

各話あらすじをちょびっと紹介

第87話 境界線

気付いた時にはすべてが遅かった

私は知っていたはずだ

親が子を自らの思想に染め上げる

罪深さを

 

グリシャの息子、ジークの密告によりエルディア復権派はマーレ当局に拘束された。

どれほど拷問を受けようとも、”フクロウ”については誰も話せない。

その正体を知るものは、誰も居ないのだから…。

一行はパラディ島へ連行された。

楽園との境界線、それは海沿いの防波堤の上だった。

 

『お前たちは国家反逆罪によりここで終身刑となる。

知性のない無垢な巨人となってな。

人を感知し

人を追跡し

人を食らう。

ただそれだけを、死ぬまで繰り返す』

 

グリシャにそう言い放った男は、子供の頃に出会ったあの男であった。

 

第88話 進撃の巨人

世界が明かされていく。

より詳細に。

 

何よりも痛烈だったのは、自由を求めた代償だった。

あんなにも強く、激しく、自由のために闘っていたグリシャが。

指のない自身の手を見ながら呟いたのだ。

 

『俺は ただ… 恐ろしかった。

何もわかっていなかった…

仲間を失うことも

妻と息子を失うことも

指を切り落とされる痛みも。

これが自由の代償だとわかっていたなら

払わなかった。』

 

『お前の親父は…賢い男だった』

 

クルーガーは言い放った。

 

『娘を殺されても

ろくに捜査もしない当局相手に

ヘコヘコ垂れてたあの親父だ。

どうしたらこれ以上

家族を失わずに済むか考えたんだ。

お前が道を誤らないように必死だった。

しかし息子は何も学ばなかったばかりか

自分の妻と息子を地獄に道連れにした。』

 

ただ無邪気に自由を求めただけだった。

その代償を同胞が支払い、もはや引き返すことは出来なくなった。

ツケを払う方法は一つしか無い。

その行いが報われる日まで、進み続ける。

死んでも、死んだ後も。

 

グリシャが引き継ぐ巨人は

いついかなる時代においても

自由を求めて進み続けたのだという。

自由のために戦った

進撃の巨人

 

第89話 会議

―女王陛下の謁見

エレンとミカサは懲罰から開放され、ヒストリアを含め会議が開かれた。

コメントを求められた調査兵団団長ハンジ・ゾエは応える。

『敵が巨人という化物だけであればどんなによかったことでしょうか。

しかし、我々が相手にしていた敵の正体は

人であり

文明であり

ー言うなれば、世界です。』

 

壁内人類は全て巨人になれる特殊な人種「ユミルの民」

そして世界は「ユミルの民」を根絶しようとしている。

 

第90話 壁の向こう側へ

情報は、人々に隠すこと無く開示された。

そのまま受け取る者

笑い飛ばす者

未だ兵政権に異を唱え陰謀論を吹聴する者

 

想定通りの混乱状態。

当たり前だ。

 

人類を脅かす人食い巨人の正体は人間であり

我々と同じ祖先を持つ民族「ユミルの民」だった

我々の王は100年前にこの壁を築き

巨人の力で民衆の記憶を改竄し

壁の外の人類は滅亡したと思い込ませた

だが人類は滅んでなどおらず

我々「ユミルの民」をこう呼んでいる

悪魔の民族、と。

 

まとめと感想

地下室にあったものは

何だ?

希望…だったのか?

それとも

絶望か?

敵は果てしなく強大だった

このまま何も変わらなければ

またあの惨状が繰り返される

何かを変えることができるなら

自分の命ぐらい

いくらでもささげてやるのに

オレには…

ヒストリアを犠牲にする覚悟がない…

 

真実とは、現実とは、事実とは…

自由とは希望なのか、それとも絶望か。

人類のために心臓を捧げるのは是か非か。

一人一人の個人は捨て駒なのか。

一体何のための戦いなのか。

誇り高く心臓を捧げると誓った兵士さえ、

最期は戦場に赴いたことを後悔する。

生命さえ天秤にかける選択の連続に迫られ、生き残った人類は疲弊する。

 

そして読んでるワタシも疲弊する。

こんなの一概に答えが出ないじゃないか。

何かを選べば必ず何かが犠牲になる。

代償を払わなければ進むことも出来ず、もはや善悪の問題ですらない。

ふぅ…。まだまだ目が離せない。

23巻は2017年8月9日発売予定だそうで。

個人的にはミカサにもっとグイグイ来て欲しいところであります。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

今日も一日がんばろーっと。

 

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