金属アレルギーのOLが樹脂でピアスを作る日々。

金属アレルギーもちのしがないOL。ピアスが好き。休日はちまちま樹脂ピアスを組み立てたり、読書したりアニメ見たり。とにかくインドアな趣味しかないOLの雑記。

【クリムゾンの迷宮】緊迫のゼロサムゲームを体感せよ! 著者:貴志祐介


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僧に会えば僧を殺し、仏に会えば仏を殺す。

 

奪い合い、殺し合う。

 

緊迫のゼロサム・ゲームがお好みの刺激好きなアナタに、是非お読みいただきたい一冊を紹介します。

 

 

※ネタバレを含む可能性がある為、以降のスクロールは自己責任にてお願いします※

 

 

クリムゾンの迷宮 著者:貴志祐介

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

貴志 祐介 角川書店(角川グループパブリッシング) 1999-04-09
売り上げランキング : 9808
by ヨメレバ

藤木芳彦は、この世のものとは思えない異様な光景のなかで目覚めた。視界一面を、深紅色に濡れ光る奇岩の連なりが覆っている。ここはどこなんだ?傍らに置かれた携帯用ゲーム機が、メッセージを映し出す。【火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された…】それは、血で血を洗う凄惨なゼロサム・ゲームの始まりだった。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。自らの選択が明日の運命を決める―

 

まず、この本を既に購入済みで、しかしながらまだ未読であり、且つこれから読むことが確定している貴殿に於かれましては、是非ともブラウザバックをお願いしたい。有り体に言うと今日のワタシのこの記事を読むのを差し控えていただきたい。クリムゾンの迷宮を読むにあたって前知識は不要である。そんなのは邪魔にしかならないし、せっかく命懸けのゼロサム・ゲームが繰り広げられるにあたって、ワタシ自身、水を差すような事はしたくない。

準備が整った貴殿に於かれましては、是非とも、右も左もわからぬまま火星の迷宮へ放り出されていただきたく存じます。

素敵な火星の迷宮探索になりますようお祈り申し上げます。

 

Have a nice trip!!!!

 

ゼロサム・ゲームとは

ここからは、この本を読む予定のない人だけに読んでいただきたい。そしてもし今日のワタシのエントリを読んだのを機に、【クリムゾンの迷宮】に興味を持ったなら。
是非とも試しに1度読んでいただきたいと思う。
極力ネタバレは含まないように配慮したいとは思うけど、ワタシは決して器用な方ではないし、文章力も大概足りていない。残念すぎる。
よって興味半分の人だけに向けて今日は書こうと思う。

映画で例えるとわかりやすい。

バトルロワイヤルや、ハンガー・ゲーム。この辺のラインナップが好きな人は間違いなく楽しめる小説だろうと思う。古い所で言えばワタシの場合、子供時代にCUBEに物凄くハマった。1997年に制作された映画なのだが、知っている人はいるだろうか。

こちらもトラップ塗れの立方体が連なる迷宮へ意味もわからず放り込まれる物語である。こんなものに熱中する小学生もどうかと思うが、ワタシはとにかくこの映画が大好きだった。 

 

ゼロサム・ゲームのサムとはSUMである。我々がエクセルで見慣れた一番初めに覚えるであろう関数。つまりサム=和。ゼロ和ゲームと表記されたりもする。

ゲーム理論という経済学における用語らしいのだが、つまりは参加者の利益と損失の総和がゼロになるということだ。有限の資源をプレイヤーで奪い合い、誰かが利を得れば必ず誰かが損をする。誰かの取り分が多くなれば、その分それは誰かの損失となり、しわ寄せを受ける人間が必ず現れる。

ゲームが進めば進むほど、プレッシャーがのしかかってくることは間違いない。

 

クリムゾンとは

これくらいは書いても大丈夫だろうと思う。既に表紙が語っていると思うけど、クリムゾンとは色のことである。

濃く明るい赤色で、若干青みを含んで紫がかる。彩度が高く、色相環上ではマゼンタと赤の中間に位置する。(ウィキペディアより)

作品紹介では【深紅色】と表現されている。つまりは赤い色なのだが。今回のゼロサム・ゲームの舞台は火星。深紅色に染まる迷宮で緊迫の命懸けゲームを愉しんでいただきたい。

 

スピード感

今回のゲームの特徴的なポイントはスピード感だ。物語はテンポよく進んでいくし、読んでいるコチラ側の心拍数も緊迫感に背中を押され早まったりする。不整脈のある患者は注意されたし。

途中で読む手を止めるのは中々難しい。緊迫の迷宮を一気に駆け抜けよう!

さもなくば…差し迫る食屍鬼(グール)に食い殺される…かも…?

 

作家 :貴志祐介(敬称略)

ここからは完全なる余談であるが。

ワタシは著者:貴志祐介さんの作品を読むのは今回が二度目である。

初めて読んだのは【黒い家】というホラーミステリー。そして二作目が今回の【クリムゾンの迷宮】なのだが、読後感というか、余韻の残し方というか…。その辺が独特の作家なのかなぁと想像している。

小説好きの人にオススメの本を尋ねると、かなりの高確率で【東野圭吾】か【貴志祐介】を勧められる(気がする)。東野圭吾に関してはワタシは読まないことにしているのだが、貴志祐介に関してはワタシの友人が大のお気に入りであり、様々な作品を推奨してくれるのだ。ワタシは彼女の推奨作品を順に読んでいるにすぎない。

沢山の小説を読んだ価値観の合う親しい友人が【面白い】と勧めてくれるのだから、ワタシが高確率で同じように【面白い】と感じるのは当然といえば当然である。

しかしこの独特な余韻と読後感…。貴志祐介のファン達はもしやここに魅力を見出しているのだろうか。【黒い家】を読んだ時はたまたまかと思ったのだが。今回の【クリムゾンの迷宮】も同じような違和感を覚えたので恐らくこれが彼の作風なのだろうと推測する。

例えるなら全力で固い地面を蹴り上げ、心臓が破れるほどに走り抜けた直後、突然足元が消え去るような…。そんな印象をワタシは受ける。

この不思議な違和感を、是非皆様にも体験していただきたい。

 

クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)

貴志 祐介 角川書店(角川グループパブリッシング) 1999-04-09
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そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

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