奪い合い・殺し合いも気軽に楽しめるのがフィクションの良い所だと思います。人からはあまり理解されないですが…。
私はゲームが大好きなので、ゲーム要素の強いものに強くのめり込む傾向があります。
娯楽として気軽に愉しんで見て(観て)欲しいな、と。あくまでも、フィクションなのですから。
奪い合う物語~バトルロイヤル・ゼロサムゲーム~
バトルロイヤルとは、プロレスの試合形式。3人以上で戦って自分以外は全て敵。勝ち残った人が勝者となるもの。
ゼロサムゲームとは、全員の利得の総和が常にゼロになること。つまり、限られた利得を奪い合うゲーム。誰かが得をすれば、必ず誰かが同じだけ損をする仕組み。
ワタシの主観で、これらの要素を含むと思われる物語をピックアップします。お暇な時の娯楽にどうぞ。
1.【漫画】ダーウィンズゲーム
現在進行系でハマっているのがこちら。思いっきりゲーム要素。てかゲーム。
平凡な高校生だったカナメは、ある日『ダーウィンズゲーム』というアプリの招待を親友から受けて起動してしまう。このゲームは各プレイヤーに異能(シギル)と呼ばれる様々な超能力が与えられ、他のプレイヤーと命懸けで戦うことを強制される異能者たちのバトルゲームであった。最悪死ぬこともありえるため、ゲームをやめたいと思ったカナメは、同じプレイヤーのシュカからゲームからリタイアする方法を聞き出そうとするが、一度始めたら絶対にやめられないという事実を知り、愕然とする。
そんな中、カナメはイベント『宝探しゲーム』をクリアし、直後にGMからかかってきた電話で、クリアかシステムの破壊によってゲームをやめることができることを知る。かくしてカナメはクラン【サンセットレーベンズ】を結成し、ゲームのクリアを目指す。
スマホのアプリゲームがリアルに侵食してくる現代特有の設定です。
各キャラクターに1つずつ、特殊能力が与えられているバトルゲーム。仕組みは単純ですが、これをリアルでやるってなると色んな事情が絡んできます。
突然強制参加のイベントとか始まっちゃうのが地味にリアルw
個人的には『無敗の女王』と呼ばれるシュカちゃんが好き。可愛いのに強すぎ(王道)。
まだ連載中なので続きを待ち望んでいます。
2.【漫画】今際の国のアリス
完結した時はホッとした。なんとなく…。
理不尽な「げぇむ」を生き延びろ!
やりきれない日常に苛立つ高校生・有栖(アリス)良平が悪友の苅部(カルベ)や張太(チョータ)とブラつく夜、街は突然巨大な花火に包まれ、気づけば周囲の人気は消えていた。
夜、ふらりと入った神社で告げられる「げぇむ」の始まり。一歩誤れば命が奪われる理不尽な難題の数々を前に、アリスの眠っていた能力が目覚め始める… 「呪法解禁!!ハイド&クローサー」の麻生羽呂が全くスタイルを変えて挑む戦慄のサバイバル・サスペンス、開幕!
こちらも『命懸けのリアルゲーム』に強制参加させられる系です。
ゲームのタイプはトランプに因んで4種類。
♠スペード♠=肉体型
♣クラブ♣=バランス型
♦ダイヤ♦=知能型
♥ハート♥=心理型
どれに当たっても命懸けではあるものの、やはり心理型が一番エグいですね(個人の感想)。
そしてトランプの数字はゲームの難易度を表すのですが、数字が大きくて難易度の高いゲームをクリアすれば、その数字に応じた日数の『びざ』が発行されます。
数字1=寿命1日
『ぷれいやぁ』は『びざ』がきれる前に次のゲームに参加し、自分の寿命を稼いでいく。ゲームから逃げて『びざ』がきれたらその瞬間即死。
登場人物たちは心休まる暇が全然ないので、読者も読みながら一緒に疲れますww
スピンオフ作品として【今際の路のアリス】もありますが、やはり【今際の国のアリス】の方が面白い。
3.【漫画】BTOOOM!
自宅で日々オンラインゲーム「BTOOOM!」に没頭していた坂本竜太は、世界ランキング10位の日本人プレイヤー「SAKAMOTO」として注目される存在で、運営会社ティラノスのデバッグをしていた。定職に就かず、引きこもり同然の彼を持て余した母親は、ティラノスから送られた用紙に息子の名前を書いて、自らは自殺未遂を図る。
ある日竜太は、南海の孤島のジャングルで目を覚ます。そこにいる理由も分からぬまま、竜太は同じく島へ連れ去られて来た人々との、効果の異なる8種類の爆弾「BIM」を駆使した、リアル版「BTOOOM!」による殺し合いを強いられることになる。各プレイヤーの左手に移植された「8つのICチップ」を奪うことでゲームクリアを目指すルールにより、32人のプレイヤーのうち最大4人しか生還できない熾烈なゲームであった。
武器に銃の類は一切なし。様々なタイプの爆弾を駆使してプレイする、オンラインゲーム『BTOOOM!』。そのプレイに熱中していた引きこもりが、突如孤島へ拉致られ、リアルゲームをやらされるお話。
オンラインでイキってるダメニートがリアルゲームで成長していくあるあるなパターンなんだけど面白い。わかっちゃいるけど面白い。
リアルボンバーマン。ボンバーマン懐かしいよね。小学生の頃めっちゃハマったもん。
アニメ化してるのは知らなかった…。まさかのHuluで配信しているので見なくては。
4.【漫画】DEAD Tube -デッドチューブ-
業得学園2年生の町谷智浩は、ある日同学年の美少女真城舞に「自分を撮ってほしい」と持ちかけられたことをきっかけに謎の動画投稿サイト「DEAD Tube」に巻き込まれてゆく。「視聴数を稼ぐためならどんなことでもしてよい」というDEAD Tubeに成り行きで関わっていくうち、智浩自身も異常な性癖をあらわすようになっていき、周辺で凄惨な事件が次々と起きていく。
You Tubeを彷彿とさせる、あまりにもイマドキの漫画。視聴数を稼ぐために、撮影内容がどんどんエスカレートしていく。
事件は凄惨なんだけど、意外と軽やかに書かれていてアッサリ読める。
血みどろの割に、シリアスさはない。
5.【映画】バトル・ロワイアル
Amazonプライム会員の人は無料で観れるのでおすすめ。
ワタクシ、世代なもので。知る人ぞ知る定番のやつ(と、私は思っている)。小説もありますが、私は映画から入りました。公開された時は中学生だったので、とてもハマった記憶が…。
キャッチコピーは【ねぇ、友達殺したことある?】
極東の全体主義国家「大東亜共和国」では、全国の中学3年生のクラスから毎年50クラスを無作為に選び出し、「プログラム」と称する殺人ゲームを実施していた。プログラムに選ばれた生徒たちはゲームのために確保されたエリアに集団で送り込まれ、生き残りが一人になるまで殺し合いを続けることを強要されるのだった。
西暦1997年、主人公の七原秋也のクラスである香川県城岩町立城岩中学3年B組がプログラムの対象に選ばれた。クラスの42人は修学旅行のバスの中で眠らされ、ゲームの舞台となる島「沖木島」へ送り込まれた。生徒たちの中には、ゲームへの参加を止めるよう働きかけようとする者、状況に絶望して自殺する者、仲間を募って協同で防衛を試みる者なども現れたが、状況を受け入れてクラスメートたちの殺戮に走る生徒もおり、生存者は刻一刻と減っていく。
七原は幼馴染が想いを寄せていた女子生徒の中川典子を助け、危ない所を最近クラスに転校して来た川田章吾に助けられ、意気投合してゲームからの脱出を模索することとなる。
『そこで今日は皆さんに、ちょっと殺し合いをしてもらいます。』
ビートたけしさんのこのセリフ、当時のワタシには物凄いインパクトでした。彼の演技、好き過ぎ。作る映画も面白いし、エンターテイメントの才能が眩しすぎます。
ちなみにワタシはこの映画で、初めて柴咲コウさんに出会って惚れました。役は相馬光子。喜々として殺し合いに参加する側なのですが、友人の首を鎌で掻き切るシーンが今でも脳裏に焼き付いていますww
それからもう一人良かったのが栗山千明さん。役は千草貴子。積極的に殺し合いに参加することなく、黙々とランニング。しかし襲ってくる同級生には容赦ない。光子と殺り合うシーンもありとても良かったです。
美人で気の強い女性がタイプのワタシにはとてもトキメク映画でした。
6.【小説】王様ゲーム
ある日、高校1年生のクラス32名全員の携帯電話に“王様”からメールが届いた。内容は「クラスメイトの浩文と美奈子がキスをしろ」。最初はみんな面白半分だったが、命令は次第にエスエレートし、クラスメイトが1人、また1人と死んでいく…ついには、命がけのゲームが始まった。
懐かしすぎるケータイ小説。ガラケー時代に散々ハマって読んだ記憶が…。
そしてシリーズが結構長いので、途中で小さい画面で読むのに疲れて紙本を買いました。
ケータイ小説が書籍化されてるのは知ってたんだけど…。マンガ化や実写映画化もされてるのは知らなかったです。そしてアニメ化までしてるのですね。しかも最近…?何気に息長いなぁ。
小説が苦手な人は▲漫画▲もありますが、個人的にはやはり小説がおすすめ。漫画だと展開が早すぎますからね。
こういうのは時間を掛けて、ジワジワ追い詰められるのがおもしろポイントだと思うのです。(๑•̀ㅂ•́)و✧
7.【小説】クリムゾンの迷宮
火星の迷宮へようこそ。ゲームは開始された。死を賭した戦慄のゼロサムゲーム。一方的に送られてくるメッセージ。生き抜くためにどのアイテムを選ぶのか。自らの選択が明日の運命を決める―!
くっっっそ面白い小説w 初めて読む人が羨ましいくらい。
ゼロサム系の小説ならイチオシはこれ。
手に汗握りたい人はとりあえず読んでほしい。
8.【小説】奴隷区 僕と23人の奴隷
どんな内容でも、勝負をして負かしたら相手を服従させられる―他人を奴隷にできる機械を手に入れた24人の男女が、色欲、金、復讐…様々な目的のために勝負を繰り返し、互いを服従させていく。壮絶な騙し合いの果てに笑うのは…新感覚の大人気サバイバルミステリー、文庫シリーズ刊行開始!
これもケータイ小説だった。昔ハマって読んだなぁ。ガラケー時代はやたらとケータイ小説読んでた感。
結末知ってるので今更コミック読む気にはなれないけど。なんと2018.4月~アニメがスタートするらしい。びっくり。観ようかな…。
▼公式サイト▼
バトルロイヤル・ゼロサムゲームの物語まとめ
ブログ書くのって思わぬ情報に行き当たるから面白い。
現実は平和が一番、娯楽でゲームを楽しむ。そんな人生です。
また何か思い出したら追記します。
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れ様でした!