金属アレルギーなOLの業務外報告

全てのストレスを受け流し、気ままにゆるく生きる意識低めなOLの雑記。

読書。-小説

左右対称への異様なまでの執着【シンメトリー】著者:誉田哲也

【ストロベリーナイト】から始まる姫川玲子シリーズの第三弾。 ここへ来て、急に短編集。こういうショートな展開も意外とよい。姫川警部補、色々思いつつやはり好きである。 【シンメトリー】著者:誉田哲也 1.東京 2.過ぎた正義 3.右では殴らない 4.シンメ…

【おすすめ】バトルロイヤル・ゼロサムゲームの物語【漫画・アニメ・小説・映画】

奪い合い・殺し合いも気軽に楽しめるのがフィクションの良い所だと思います。人からはあまり理解されないですが…。 私はゲームが大好きなので、ゲーム要素の強いものに強くのめり込む傾向があります。 娯楽として気軽に愉しんで見て(観て)欲しいな、と。あ…

死体なき殺人事件の秘密【ソウルケイジ】著者:誉田哲也

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複雑に絡み合う幻想と不条理【魍魎の匣】著者:京極夏彦

京極夏彦さんの『百鬼夜行シリーズ』第二弾。今回もとてもよい。(●´ω`●) 2018年、一番ハマっている小説これかもしれない。 シリーズ第一弾についてはこちら>>姑獲鳥の夏(著者:京極夏彦)は、ミステリー?怪奇小説?? - 金属アレルギーなOLの業務外報告…

自分の中の怪物に食われた女の末路【モンスター】著者:百田尚樹

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一人の時に読むと震えるホラー小説【残穢】著者:小野不由美

久々にガチのホラー小説読んで震えてる…(´;ω;`)これ、一人暮らしに向かない。怖いのに先が気になって読むのやめられないジレンマ。 #残穢 #小野不由美https://t.co/EoQMJWJxyI pic.twitter.com/rSW32FSdF6— M@金属アレルギーなOL (@M_san_1986) 2018年3月3…

【アリス殺人事件】不思議の国のアリスをモチーフにしたミステリーアンソロジー

似たような本にばかり引き寄せられるのは、やはり好みの問題か…? 読んだことのない作家さんばかりだったのですが、宮部みゆきさんがいたので手を出しました。少なくとも1つは絶対面白いはず!と。 当たり前ですが、読めば他にも面白い物語がありました。 …

人間だって所詮は動物【新世界より】著者:貴志祐介

むしろ今まで読んでなかったのかよ!?と、思われるかもしれませんが…。 やっと読みました、貴志祐介さんの新世界より。 上・中・下巻と超長編なので、睡眠削って読みました〜。噂通り最高に面白かったです。 第29回SF大賞受賞【新世界より】著者:貴志祐介 …

様々なジャンルのミステリー詰め合わせが贅沢な一冊【大きな森の小さな密室】著者:小林泰三

読んだ読んだ。またまた大好きな小林泰三さん。 あの、普通にこれ、最初に読めばよかった。短編連作なのでなんとなく食指が働かず、ずっと積んでたんですよね。失敗した。普通に面白かったわー。 【大きな森の小さな密室】著者:小林泰三 ファンサービスなの…

インターネットから始まる殺人事件【ストロベリーナイト】著者:誉田哲也

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素直に泣きたい人は自宅で読むべし【四つ話のクローバー】著者:水野敬也

何がいいって、水野さんの本は読むと毎回心が洗われて、ほっこりする。 害がないって素晴らしい。 そして天海さんが震えてる挿絵は、不覚にもワロタww でも最終的にはうるっとくるので、4つめのお話は自宅で読むことをおすすめ致します。ワタシは電車で読…

それは単なる記憶の再生か、死者の復活か。【失われた過去と未来の犯罪】著者:小林泰三

魂とは、身体に宿るのだろうか。 記憶が価値観を形作るなら、それは人格、即ち魂ではないのだろうか。 では、記憶を丸ごと外部メモリにコピーして、他人の身体に入れたらどうなるのだろう? 他人の身体と、他人の記憶。 それは一体、”誰”なのだろう?? 【失…

小林泰三さんの【クララ殺し】を読む前に

不思議の国の不思議な世界観再び…!? 念願叶ってクララ殺し読了しました。 個人的には少しの後悔も残しつつ…、小林泰三さんの世界観を楽しむことができました。 【クララ殺し】著者:小林泰三 準備1.アリス殺しを読み直す 準備2.ホフマン作品をざっくり…

2017年に出会って面白かった小説10選&小説以外5選

今年も書く。 本の発売日とは無関係に、とにかくワタシが2017年に読んだ本から抜粋します。 オールジャンル。極めて個人的な価値観でつけた総合評価。 評価のポイントは、読みながら前のめりになっちゃうくらい先を追いかけてしまう面白さがあるかどうか。そ…

ミステリー/ホラー/ハードボイルドをこよなく愛する私がおすすめする面白い小説16選!【随時更新】

突然ですが、ここにワタシの好きな小説達をご紹介します。面白いから取り敢えず読んでみて欲しい。 好きなジャンルはミステリー/ホラー/ハードボイルドの3点です。なのでご紹介する小説は、このテイストが入っているものが殆どです(他のジャンルもありま…

貯金ゼロ・海外旅行や占いに傾倒するOL【夢をかなえるゾウ3】著者:水野敬也

水野さん…相変わらず面白すぎる。夢をかなえるゾウのシリーズ3巻を読みました。 ダレることなく面白い。今回の主人公は女性です。 【夢をかなえるゾウ3】著者:水野敬也 貯金ゼロ・夢に恋するOLを見て思うこと ブラックガネーシャの教え~物事をマスターす…

塔に幽閉された美少女と仮面の主(あるじ)【水車館の殺人】著者:綾辻行人

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女の友情の薄さを肌で感じるホラー小説【女友達】著者:新津きよみ

【本に惹き寄せられる】という不思議な体験をした。初めての体験だったと思う。 言葉はちょっとロマンチックな響きだけど、ワタシが惹き寄せられたのはホラー小説。しかも女同士のドロドロが緻密に描かれたサスペンス・ホラー。 オンナという生き物がひた隠…

手取り二十万円の会社員が借金三千万円【火車】著者:宮部みゆき

今週のお題「読書の秋」 【クレジットカード】【自己破産】。 【お金】が原因で人生が転落した末路とは…。 衝撃なのは、この小説がが20年くらい前に書かれたものだということ。日本ていうのは案外、何も変わっていないんだなあ…。 【学校教育】はなぜ見直さ…

脳移植で別人の身体になったら…??【天使の牙】上・下巻 著者:大沢在昌

マフィアのお話は好きですか??ワタシは好きです。(๑•̀ㅂ•́)و✧ 猟奇犯罪に続いては組織犯罪集団ですよ。人に話せば趣味を疑われるのは間違いなし。だからこうやってひっそりとブログに認めているわけです。リアルではね、あまり堂々と自分の趣味について話…

人の中に潜む『暗黒』を覗く【GOTH-ゴス-】著者:乙一

これが元々ライトノベルだったってマジですか?ライトノベルってあのラノベですか?そうですか・・・・・・。 ラノベだったのに本格ミステリ大賞を受賞したなんて、賞とかあんまり詳しくないワタシにもなんとなく凄さが伝わります…。なんとなく、ですけどね…

腐乱死体の臭い【Leak~猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子~】著者:内藤了

猟奇犯罪(が出てくる小説)は、お好きですか? ワタシは好きです。(๑•̀ㅂ•́)و✧ 今回は割と好みのご遺体が出て来ました。内臓破裂するまで体内に硬貨(&札束)突っ込まれたご遺体です。犯人の意図はすぐに察しがつきました。 リッチマン殺人事件 シリーズ4…

1万円札の価値が魅せる幻。【紙の月】著者:角田光代

これはヤバイ…。 今年読んだ小説では貴志祐介さんの【天使の囀り】がダントツトップの面白さだったけれども、角田光代さんの【紙の月】はワタシの中でトップを争う面白さだった。 【紙の月】著者:角田光代 お気に入りの小説が実写化されても見る気にはなら…

きっと誰にでもある、通過儀礼の恋【イニシエーション・ラブ】著者:乾くるみ

最後の5分 全てが覆る。 あなたは必ず 2回観る。 そんなキャッチコピーで映画にまでなってる小説ですから、ご存じの方も多いはず。 今夜ご紹介する一冊は、【イニシエーション・ラブ】。 きっと誰もが経験するであろう、通過儀礼の恋。 【イニシエーション・…

【ツナグ】著者:辻村深月

始めに言っておきますが。ワタシ、【感動モノ】は苦手なのです。 だから中々手が出なかったのですが、意外と良かったです、この本。 ワタシはてっきり【お涙頂戴モノ】だと思っていたのですが…(映画はそういうPRじゃなかった??)どちらかと言えば【考えさ…

解離性同一性障害【十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA-】著者:貴志祐介

解離性同一性障害とは、かつて多重人格障害と呼ばれたいたもの。 多重人格の女子高生をテーマにしたホラー小説です。 十三番目の人格(ペルソナ)-ISOLA-】著者:貴志祐介 賀茂由香里は、人の強い感情を読みとることができるエンパスだった。その能力を活…

ワタシも殺されかけたことがある。【殺戮にいたる病】著者:我孫子武丸

絞殺されそうになったことのある女性はいるだろうか? あまりいない気がする…。しかしワタシの答えはYESだ。 自分の気道が極限まで絞られた時のあの間抜けな音を、ワタシは一生忘れられないだろう。 あの男は確かにワタシを殺そうとした。 【殺戮にいたる病…

これぞ王道ミステリー小説!【十角館の殺人】著者:綾辻行人

あまりにも王道すぎるミステリー小説に度肝を抜かれた。 文句なしに面白い。素晴らしい! 読み始めてワタシが1番初めに思い浮かべたのは、【金田一少年の事件簿】である。【◯◯館殺人事件】的なフレーズは、間違いなく金田一少年の事件簿を連想させる。 登場…

私の頭がおかしくなったのか???【玩具修理者/酔歩する男】著者:小林泰三

短編小説が2作収録された文庫本。 読んでみて、【なるほど…これは上手い作りだ】と感心させられた。 これも本を売る工夫の一つかも知れない、なんてぼんやりと考えたりした。 読み終わった後に本の【売り方】について考えるなんて、初めての経験。 【玩具修…

【愚行録】映画鑑賞→原作読了はベストな流れだった(著者:貫井徳郎)

先月、映画化された【愚行録】を見に行ってきた。 予備知識ゼロ。友人に誘われ、あらすじさえ知らずに映画館へと足を運んだ。 『映画見たらどうせ原作読みたくなるでしょう?』 ジュースとポップコーンを買うため長蛇の列に並んでいる時、友人が文庫本を差し…