【幼女戦記】というこのタイトル、なんだか誤解を招くなぁ…。
いや、誤解していたのは私なんですが。
インパクトあるし、確かにタイトルが全てを表しているような気もする。だからきっと、これが正解なのでしょう…。
軍事国家のガッツリ戦争ものです。世界大戦です。主人公はサラリーマン。予想に反して面白すぎた。面白すぎて2回目観てる。
あなたは神を信じますか??
アニメ版【幼女戦記】が面白すぎたのであらすじと感想を
統一暦1923年6月。
金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。
航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は何事もなく無事に終わるはずだった。しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。
協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。
戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、協商連合軍による奇襲が発生し、ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。
多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。
何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。
“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”
声は可愛い。いや、声と顔は可愛い。
けれども中身はエリートサラリーマン(年齢はおそらく私と近い)。
合理性と生産性を重視するリアリスト。上昇志向は(かなり)強め。
所属組織が企業から軍隊へ。
ラノベというかヘヴィーな小説
原作は小説で、web連載していたようです。それが人気で、改稿して書籍化。一応ライトノベルに属するらしいけど…内容はどちらかと言うとヘヴィーで重苦しい気が…。
まだ小説読んでないからわからないけど。めっちゃ読みたい。
アニメ【幼女戦記】は『萌え系アニメ』ではなかった
【幼女戦記】はタイトルからして『幼女』だし、構成のポイントを押さえると途端にラノベ臭くなる。せめて『少女』ではダメだったのか…?
- 主人公は透き通るような白い肌と金髪碧眼を持つ幼女
- 異世界転生もの
- 魔法が使える
わーお。これ聞いてもまるで興味がわかない。(´°ω°)チーン
だから今まで読んでなかったし観てなかったのですが。
違うの。違うから!(※違くはない)
確かに見目麗しい子が主人公だけど、中身はちょっと(?)性格歪んでる上昇志向強めのエリート(?)サラリーマンだし。
異世界転生だけど世界大戦時代の欧州(ド○ツ?)っぽいから、世界観としては過去にタイムスリップしたような感じだし(魔法使えるけど…)。
魔法と言ってもなんでもできるわけではなくて科学と組み合わせて強化する程度だし。
そもそも9〜10歳の女の子は『少女』ではないのか?(どうしてもそこがひっかかる)
とりあえず、みはじめたら面白くて12話全部イッキに見てしまいました。(;´∀`)
正体は神か悪魔か?【存在『X』】の存在
晴れ時々砲弾日和。本日も視界良好につき、血で血を洗う激戦が繰り広げられています。
やっと協商連合が片付いたと思ったら、「おはよう」から「おそよう」まで砲弾と一緒の最前線勤務。
隣で寝いた戦友が、朝起きると死んでることも稀にある。それがライン戦線の日常です。
そもそも彼(彼女)が若干9歳にしてなぜここまで過酷な環境に身を置くことになったのか。これもひとえに神を自称する【存在『X』】とくだらない喧嘩をしたせいである。
『創造主に対する信仰の欠片もない』というのが、神を自称する【存在『X』】の嘆きであり、それに対する彼(彼女)の回答が『現実的で理性的な観点から神の存在など認めません』であった。
曰く、『論理的思考に基づけば、世の認識を超えうるものは神か悪魔。だが仮に神がいるのなら、こんな不条理な行為を放置するはずもありません。つまり貴方は…』
悪魔、もしくはそれに準ずる【存在『X』】という答え(仮)を導き出した。
自称神が『70億人の管理は許容範囲を超えている』と言えば、『業務過多であればビジネスモデルに欠陥がある』と言い返し、『消費者意識の分析が甘かったのでは?』と指摘する。
その流れで『弱者が窮地に追い込まれてこそ信仰は生まれる。自分のようなサラリーマンには信仰など無縁である』と主張する。
売り言葉に買い言葉とは正にこのことで、自称神の【存在『X』】は、ついに決断を下す。
信仰を失った原因は、『科学が進んだ満ち足りた世で、社会的な強者で、追い詰められていないから』であると。
そうして転生させられるのだ。戦争真っ只中の世の中に、最貧困の孤児として、女で、子供の、ターニャ・デグレチャフとして。
実力はあるのにどこかドジな所が面白い
曰く、帝国は完全なる実力主義とのこと。
だからこそ軍の中に9歳の少女がいるわけですが(中身はサラリーマン)。
完璧を装いつつ、どこか抜けているのが面白いのである。
そもそも現代の2013年・東京では、順調に部長への昇進を狙っていたはずが、コミュニケーションの失敗により逆恨みで殺される。
転生後は軍隊でエリートコース、つまりは安全な後方での勤務を目指すわけだが、実力を発揮しすぎてどんどん危険な前線へ。
何もかもが彼(彼女)の思惑と真逆の方向へ進んでいくのは、【存在『X』】の意志が介在しているのだろうか…。
しかも自称神を全否定した無神論者であるはずなのに、危機的状況で魔法を使うためには、神への祈りを唱えずにはいられない。
これぞ正に呪われた人生也。
神の奇跡は偉大なり。主を讃えよ。その、誉れ高き名を。
そうして彼(彼女)は、人ならざる者、神の力と言っても過言ではないものを、意のままに操るのである。
遥か路の果て 我らは 約束された地に至らん
【幼女戦記】が映画になると聞いて
【幼女戦記】劇場版の製作開始が決定したとのニュースを拝見致しました。
続きが観れるのは非常に嬉しい。楽しみ。
これは是非劇場へ足を運びたい。
だがしかし。
私には『アニメ映画を一緒に観てくれる友人』が皆無であることをここに申し述べておく。そもそも私がアニメを観ている事実など、知っている友人はリアルにいない。
(´°ω°)チーン
1人で観に行かなきゃダメ…?? なんか孤独。(´;ω;`)
この面白さが広まれば、誰かが私と一緒に映画を観に行ってくれるかもしれないじゃない?
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
お疲れ様でした!
▼原作小説▼