金属アレルギーなOLの業務外報告

金属アレルギーもちのしがないOL。ピアスが好き。休日はちまちま樹脂ピアスを組み立てたり、読書したりアニメ見たり。とにかくインドアな趣味しかないOLの雑記。

マイナンバー制度に期待し過ぎる高齢男性からのクレーム


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新患(当院に初めて来院した患者)だったり、初めてではなくとも久しぶりに来院した患者さんには、問診票の記入をお願いします。

しかしどこの病院で働いていても必ず一定数、『書くのが面倒くさい。書きたくない。こっちは急いでるんだ!』とキレる患者がいます(※問診票を拒否っても待ち時間は1秒も短くなりません)。

まぁでもそれはいいのです。書くのが面倒くさい気持ちはわかりますし、前述したようにこのようなクレームを出してくる患者はどこで働いていても必ず存在しますので(この手のクレーマーは9割が中高年で、そのうち8割が男性です※ワタシ調べ)。

【書きたくなければ問診票がない病院探してそっち行けば?】って思うけど(そんな病院ある?)、さすがにそんな事は言いません。押し付ければ文句言いながらも書いてくれる人には押し付けるし、頑なに拒否る患者はスルーして対応を後回しにします。こういう人に時間をかけると他の患者さんの待ち時間がどんどん伸びてしまうので、それは避けたいところ。お前なんか後回しだ!(ささやかな抵抗)

今日はそんな、問診票の記入に文句をたれた患者さんのお話。

マイナンバー制度への期待・医療との関係

ある日、新患で来院した70代の男性患者に問診票の記入をお願いしました。すると彼は、『面倒くさいなぁ!』と、文句を言い始めたのです。

しかし文句の二言目からは、ワタシが今まで問診票の記入拒否では聞いたことのない初めての単語が飛び出してきました。

 

患者『マイナンバーはどうなってるんだよ!そんなこと(体質や病歴、併用薬など)くらいあれで管理できないのか!?そのための制度だろ!?!?』

ワタシ『えっ・・・・?( ゚д゚)ポカーン』

 

いや、言いたいことはわかりますけど…。それが国内で実現してるとこ、見たことあります…???

てゆーか、それはワタシじゃなくて総務省に言ってくれ!!

 

ワタシ『そ、そうですね…。どうなってるんでしょうねぇ。ワタシにはわかりませんが…、それで管理できれば便利ですよね』

患者『まったく!番号だけバラまいてどうなってるんだよ!早くちゃんと運用しろよ!』

ワタシ『そうですね…。(´°ω°)チーン』

 

因みにこの患者さん、文句言いながらも最終的に問診票は書いてくれました。

マイナンバー制度とは

日本国民でありながら、ワタシ自身マイナンバー制度についての細かい知識はありません。ある時突然、マイナンバー制度を施行しますと言われ、その後暫く経って、勝手にマイナンバー通知カードが家に届きました。

会社からマイナンバーを提出しろと言われた時や、身分証明の時にマイナンバーも提示しろと言われた時だけ、意味がわかっていなくてもとりあえず自分の番号を提示しています。正直言って、その程度です。

でも、その程度の認識の国民の方が圧倒的多数なのだろうと思いました。ただ漠然と、個人のデータ(なんのデータかはわかってない)を管理するためのID番号なのだろうという認識。誰(どこ)が何を管理するための番号なのか、まるでわかっていないのです。

マイナンバー制度とは*

  • 国民一人ひとりが持つ12桁の番号のことです
  • 今後、税や年金、雇用保険などの行政手続に使います
  • マイナンバーの利用により、①税や、年金、雇用保険などの行政手続に必要だった添付書類が削減され、これらの手続きでの皆様の利便性が高まります。また、②行政事務の効率化や、③公平な各種給付の確保などが実現できます
総務省のHPより引用

 

▼そして利用場面の具体例がコチラ▼

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総務省のHPより引用

 

うぅ~ん…。残念ながら、【病院の受診に】という記載はどこにもありませんね。

そもそもこの制度、始まったばかりでまだまだ不完全。全然上手く運用できてるようには思えません。

【行政手続に必要だった添付書類が削減される】と記載がありますが、それさえ削減されてる実感はありません。むしろ今まで通りの添付書類に加えて、マイナンバー(通知)カードの提出が追加されて増えてる印象です。

今後長い年月をかけて、もっと便利な運用が定着していく可能性はありますが、まだまだ先の話だと思うのです。

ワタシが生きてる間にどこまで進歩するかはわかりませんが…。少なくとも先日キレていた70歳超えの彼が生きている間に飛躍的に進歩する可能性は…限りなく0(ゼロ)に近いと思います。

マイナンバー制度における個人情報の管理について(分散管理と一元管理)

マイナンバー制度に対する彼の理想は高すぎます。日本という国への信頼が厚いのか、無知ゆえなのか…それとも何か、他の理由があるのでしょうか。

特にネックになるのが、セキュリティー面における規定です。

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総務省のHPより引用

マイナンバー制度における個人情報の管理は分散管理です。しかし彼の理想を実現するには…一元管理の方が簡単です。全国の医療機関が共通のデータベースを持てばいいのです。そうしたらワタシ達だってとってもラクです。

しかしまぁ…短期間で実現するのは難しそうですね。そもそも上の図を見てください。

マイナンバー制度の個人情報を利用する機関に、医療機関は含まれていないのです。

彼の理想が実現されるまでの道のりはかなり遠そうです。

マイナンバー制度に期待しすぎる高齢男性への結論

 

じーちゃんが生きてる間には無理!

 

以上!

 

 

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