金属アレルギーなOLの業務外報告

全てのストレスを受け流し、気ままにゆるく生きる意識低めなOLの雑記。

独身女性が読むとゾッとする本【幸福な生活】著者:百田尚樹


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 ※この記事は2018.8.26に加筆・修正をしています※ 

初めて百田尚樹さんの小説を読んだ時のお話。

短編集…いや、ショートショートなのかな。短くて濃ゆいお話がぎゅっと詰まった一冊。家族がテーマのある意味ホラーな物語集です。

家族の怖い話【幸福な生活】著者:百田尚樹

「ご主人の欠点は浮気性」帰宅すると不倫相手が妻と談笑していた。こんな夜遅くに、なぜ彼女が俺の家に? 二人の関係はバレたのか? 動揺する俺に彼女の行動はエスカレートする。妻の目を盗みキスを迫る。そしてボディタッチ。彼女の目的は何か? 平穏な結婚生活を脅かす危機。俺は切り抜ける手だてを必死に考えるが……(「夜の訪問者」より)。愛する人の“秘密"を描く傑作集!

百田尚樹さんの話って、いつも尖ってるなー。鋭く刺さって抜けなくなるのよね…。

読み方は大事。百田尚樹(ひゃくたなおき)さん

友人と古本屋へ行った時のことです。友人は、目当てにしていた【幸福な生活】をやっと見つけて、とても嬉しそうにしていました。

『欲しくて探しておいてアレだけど。この作家さんのこと今の今までずっと「ももた」さんだと思っていたの。でも「ひゃくた」さんだった!笑』

そりゃ見つからないわけだ。小説は大抵作家さん名の五十音順で並んでいる。「も」と「ひ」は近いようで遠い。

本からめっきり離れた生活をしていた私は、読み方以前に存在自体知りませんでしたが。

『「永遠の0」書いた人だよ』と、言われてそれだけ理解しました。

何はともあれ、友人の勘違いエピソードのおかげで私もしっかしインプットしました。

「永遠の0」を書いた「ももた」と書いて「ひゃくた」さん。】

放送作家兼小説家。ふむふむ。なるほどね。

どうしても欲しい本

『あのね、この本ね、短編集なの。あっさり読める話が沢山入ってて、少しずつ全部立ち読みしたんだけど、やっぱり欲しくなっちゃって』

笑顔で凄いことをサラリと言ってくれる友人。

マジかよ!全部立ち読みしたって!!作家もビックリだろ(笑)

そして全部立ち読みしたのに、それでも尚、お金を出して買いたい(古本だけど)本とは…?

私がビックリです。そんなに面白いのですか??

 『あのね、正直口コミはそんなに凄くいいわけじゃなかったの。悪いわけでもないんだけど…。普通な感じ? でも全部の話がね、最後の1行衝撃的でちょっと怖いの。こうやって、ペラッとめくったところにラストの1行があるんだけど…。また読みたくなる感じ。読みやすくてスグにサラッと読めるから。今度貸してあげるね!!』

そんな経緯を経て、私の手元にやってきた感じでございます。

なんだか生暖かい内容そうなタイトルと、表紙ですよね。中身はだいぶイメージが違います。

ミステリーというかホラーというか。意味が分かるとゾッとする感じ。

 

内容以前に物理的な面で凄いと思う

収録されている短編たちは構成が統一されています。

  • オチは最後の1行
  • 最後の1行は、ページをめくったその先に。

こうやって文章を書いているとわかるのですが、内容を簡潔にまとめるって難しい。私には無理…。

 更に言うなら、決まった文字数できっちり収めるとか、至難の業に見えるのですが。

それをやってのけている。素晴らしい…。

夫婦や親子、主に家族がテーマ

幸福な生活

持ち帰ったこの本を見て、私の彼氏が鼻で笑いました。

まぁ理解できる。

この本のタイトルから想像するに、なんだかアラサー独身女子が読むには滑稽な内容が思い浮かびませんか?言われてみれば思い浮かびますよね?

だけど内容は全然違います。

幸福に思えた自分の生活の真実

これがテーマです。

爽やかな読後感を望む人にはおすすめしません。ストーリーによっては最後の1行で鳥肌がたったりしました(いくつも収録されているので全部が全部そうではないですが)。

個人的にはタイトルに反して、独身女性におすすめです。ホラーやサスペンスが好きな人限定ですが。しかもスッキリしないやつ。笑

【家庭】というものを築いた人には笑えない部分もありそうです(もちろんただの小説なので笑って読めれば誰でもOKですが)。

他人事として笑える独身者の方が、素直に楽しめるような気がしました。

一つ一つにきっちりオチがついているので、長編小説が苦手な人は特に読みやすくていいと思います。

それにしても…幸福とは脆いものだなww 他人に依存した幸福は尚更である。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

お疲れ様でした!

 

 

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