※ネタバレ注意※
物語は壁の中から始まって、価値観の基準は全て壁の中のものだった。
100年そこにあり続け、内側の平和を守った高い高い壁。
だからこそ痛感する。世界はとても広いのだと。
価値観は無数に存在し、正義は人の数だけあるのだと。
最後まで、自分の正義を貫けるのは誰なのだろう。
屈強な意志を貫き通せるのは、一体誰なのだろうね。
【進撃の巨人】23巻
時は4年後。壁の外の海のそのまた向こう側。
マーレに弾圧されているエルディア人が、マーレの戦士になる意味とは…??
巨人がすべてを支配する世界。巨人の餌と化した人類は、巨大な壁を築き、壁外への自由と引き換えに侵略を防いでいた。だが、名ばかりの平和は壁を越える大巨人の出現により崩れ、絶望の闘いが始まってしまう。
「獣の巨人」達との戦いの末、地下室に辿り着いたエレン達。そこで彼らは、グリシャの遺した本と記憶により、グリシャの生い立ちや壁内にやってきた真の目的を知る。そこから明らかになったのは、エレン達が相手にしているのは、これまで戦ってきた巨人よりもさらに巨大な「世界」そのものだという事実。壁の向こうに自由が無いこと、海の向こうには敵が待ち受けていることを知ったエレン達の行く末は……。
明らかになる世界
22巻に引き続き、閉じていた世界がどんどん広がってきています。
これまではずっと、狭い壁の中のことだけが描かれていたこの物語。
遂に、壁の外の世界が明らかになっていくのです。ドキドキがとまらない。
巨人に食い尽くされて、人類は本当に全て滅んだのか??
ずっとずっと、みんなが疑問に思っていたこと。
一気に広がっていく世界と、それによってひっくり返る価値観。
この2つを堪能できるのが、今回の23巻の面白い所ではないでしょうか。
世界の全てだったはずの壁の中が、なんだか急にちっぽけなものに感じてしまう。
小さな島の、更にその中で小さく囲っただけだと判明した壁の中。
世界は広くて、巨人は自分たちと同じ人間で、実は世界中から疎まれているユミルの民。
巨人の起源と、9つの巨人の正体。
自由を求めて壁の外に出たのは正解だったのか。知らない方が幸せだったりするのだろうか。
今回は、ライナー(鎧の巨人)・ジーク(獣の巨人)サイドの状況が明らかになり目が離せない。(´゚д゚`)
まだまだ残る疑問
世界はかなり明らかになってきましたが、まだまだ気になる疑問は残っています。
ワタシが一番気になるのはアッカーマン一族について。これは気になってる人多いはず。なんと言ってもリヴァイとミカサに関わることですから。やはりこの二人は特殊な血族だったのですね。コレに関しては、読者はみんな気になっている。
それから地味に気になるのがアニのこと。全然出てきてないけどその後どうなった??
ユミルはあれで終わりなの??終わりっぽい気もするけどw なんかあっけなくない!?
ライナーの戦士候補生時代が切なすぎて、もうちょっとどうにか報われてほしいし。てゆーか任期あと2年て…。マジかよ…。
あ、先日実家に帰省したため、コミックを1巻から全部読み直してきました。
時間かかったけど、わかりやすかったよ。23巻まで読んでから読み直すと、だいぶ理解が深まるのでオススメです。
忘れてたエピソードもあったし、当時意味がわからなかったこともやっと意味がわかったよ。睡眠削って読み直した甲斐がありました!
そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。
オヤスミナサイ☆|)彡サッ
24巻は2017年12月8日(金)に発売予定らしい。
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