読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

金属アレルギーのOLが樹脂でピアスを作る日々。

金属アレルギーもちのしがないOL。ピアスが好き。休日はちまちま樹脂ピアスを組み立てたり、読書したりアニメ見たり。とにかくインドアな趣味しかないOLの雑記。

【AID~猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子~】著者:内藤了

貴志祐介さんに引き続き、気付けば角川ホラー文庫ばかり読んでいる。これはちょっと…女性の趣味としてはどうなのだろう。

 

AID~猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子~

 

都内の霊園で、腐乱自殺死体が爆発するという事件が起こる。ネットにアップされていた死体の動画には、なぜか「周期ゼミ」というタイトルが付けられていた。それを皮切りに続々と発生する異常な自殺事件。捜査に乗り出した八王子西署の堂々比奈子ら「猟奇犯罪捜査班」は、自殺志願者が集うサイトがあることを突き止める。その背後には「AID」という存在が関係しているらしいのだが…。  

 

既にドラマ化もしているらしいこのシリーズ。

母に勧められて読み始めたのだけど、最近出会ったものの中でも割とお気に入り部類。

最近ワタシは貴志祐介さんの小説を立て続けに読破していたため、それに比べると文字数も少なくて非常に読みやすく、スイスイ進みます(AIDもそれなりに厚みのある本です)。

 

主な登場人物

  • 藤堂比奈子 八王子西署刑事組織犯罪対策課の新人刑事。長野出身。
  • 厚田巌夫 比奈子の上司の警部補。通称【ガンさん】
  • 東海林恭久 比奈子の先輩。体育会系刑事。
  • 三木健 八王子西署のオタク鑑識官
  • 石上妙子 東大法医学部教授。検死官。通称【死神女史】

※ここから先の登場人物を引用するとシリーズの微妙なネタバレになりそうなので差し控えます

登場人物のキャラクターが濃ゆい感じなのが1つのウリなのかな、と。猟奇殺人を扱うチームの話なのに必要以上に深刻になり過ぎないのはキャラクター効果だと思われます。

ワタシが1番好きなのはやっぱり死神女史。濃ゆすぎ。今Amazonチェックしたら4月に【死神女史の若かりし頃の事件】を扱ったスピンオフ作品が出るらしい。買わなきゃ。

ワタシの個人的感想では、主人公の藤堂比奈子は、ノイタミナアニメの【PSYCHO-PASS サイコパス】の主人公、常守朱にイメージが似ている。どんな時もクリアな感じが。

 

読んだ感想・まとめ

ワタシは常日頃から、高いところから落ちて死ぬのと生きたまま焼かれて死ぬのだけは勘弁してほしいと思っている。しかしAIDを読んで、夏場に死んで誰にも発見されず腐乱死体になるのも嫌だな…と思った。行く末は中々えげつない。

しかしワタシも比奈子のように、練炭自殺や排ガス自殺は比較的ラクに死ねるものだと思っていた。死神女史によればそんな事はないらしい…。

「眠ってるうちに死んでやろうなんて甘い考えで睡眠薬飲んで、排気ガスを引き込んでもさ、濃度によっちゃ苦しさのあまり目が覚めて、逃げようとしても身体は動かず、結局悶絶しながら死んだってパターン。(中略)警察もマスコミも詳しい報道はしないから、楽に死ねると勘違いする人間は多いのさ。」

「体が動かないからそう見えるだけで、金縛り状態でゆっくり窒息するのが、どんな気持ちか考えてごらん。生きるも地獄、死ぬも地獄ってね。
眠るように死にたかったら天寿を全うするしかないんだよ。
歳食って、耳が遠くなったり、感覚が鈍くなったりしてさ、自然に身体が衰えて死んでいく場合はたぶん、苦しくも何ともないんだと思う。生々しい命を無理に終わらそうと思ったら、楽になんか死ねるわけないよ。生き物ってのは本人の意志とは関わりなく、とことん生きようと身体機能が動くんだから」

因みに今回のテーマは【自殺】である。

結末は…ワタシは涙ぐんでしまった

最近やたらと小説で感動するのは年のせいなんだろうか。でも年と言ってもワタシはまだ(?)30歳である。今からこんなじゃ40歳や50歳になった時はどうすりゃいいんだ…。

 

本シリーズ、【猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子】や、ワタシの好きな【百舌シリーズ】なんかは登場人物が警察関連のため、読んでいてある意味で安心感がある。登場人物たちが事件に遭遇することが必然だからだ。

それに比べて貴志祐介さんの小説の登場人物達は一般人ばかり。理不尽にも突然事件の当事者にならなくてはいけない。緊張感がハンパない。

どちらにもそれぞれ違った面白さがある。今回は前者なので、そういった意味で安心感と読みやすさがあった。

 

因みに猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子シリーズにおいて、【AID】は第3巻。事件は1冊ずつ完結するためいきなりAIDを読んでも楽しめるようになっているのだが、個人的には第1巻にあたる【ON】から読みはじめて欲しい。当たり前だがその方がより一層シリーズを楽しめる。

 

▼ON~猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子(1)

 

▼CUT~猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子(2)

 

 ▼AID~猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子(3)

しっかしこれをドラマで再現て…結構無理あると思うんだけど。きっとかなり端折ってるよね。折角の猟奇殺人が、勿体無いなぁ~。

 

そんな感じで、本日ワタクシからは以上でございます。

オヤスミナサイ☆|)彡サッ

 

 

 *関連(しない時もある)記事